中野区沼袋の夜 パート2

6時に起きてコインランドリーに行った。まだ辺りは薄暗くて、かなり寒い。洗濯機を回している間に一旦自宅へと戻り、荷物を整理し、再びコインランドリーへと向かった。洗濯物を乾燥機に入れた後、10分間待つ間に缶コーヒーを飲む。ブラックを飲むのは久しぶりだ。今日は何だかブラックを飲みたい気分だった。

9時過ぎに業者さんにガスを止めに来てもらって、荷物をまとめて家を出る。近くの草むらにイカスミが居るか確認する。残念ながら今日は居なくて諦めて埼玉県へ向かった。新居に到着したのが12時少し前。そこからは諸々荷物やら家具を受け取り、ガスの開栓に来てもらって、椅子とベットを組み立てた。今日からベット生活だ。すのこの木枠をネジで留めて、マットレスを乗せ、シーツを被せる。これまで約2年間付き合ってきた寝袋とは今朝別れた。不思議なもので使っている最中はあれほど「寒い、寒い」と文句を言っていたのに、実際にいざ処分するとなると少し泣けてくる。大袈裟じゃなく。寝具に対して完全に感情移入してしまった。厳密に言えば、寝袋と共に過ごした時間に感じることがあったということだ。新居にベットが来たことで、これまで以上に体調の管理はしやすくなるだろうし、疲れも取れるだろうけれど、同時にダラダラしてしまう要因の一つに充分なり得るので、その辺りはキチンとしなければならないと思っている。

昨夜、あまりゆっくり物思いにふけることが出来なかったので、結局、今日の夜から沼袋に戻ってきた。缶ビールを買って、ガラガラになったワンルームで床に座ってこの2年間に想いを馳せる。葛藤したなぁ、と。常にこの家であれやこれやと葛藤してた。その当時の記憶が鮮明に蘇ってくる。苦しいけど素敵な時間を過ごしていたんだなと改めて。たった2年間ほどだけど、感覚としては7〜8年経ってしまったような気がする。家を出て、再び中野駅に向かう途中にいつもの草むらを確認するもまたまたイカスミは居なかった。どこかあたたかい場所を見つけてくつろいでいるのだろう。あまり心配していない。結局、今日が沼袋の家で過ごす最後の夜となった。実は、明日の朝に管理会社の最終室内チェックがある。つまり明日の朝も沼袋に行く。行かなきゃならない。にも関わらず今夜も来てしまったのだ。どんだけ寂しがりやなんだと、思わず苦笑してしまう。まあ、ぼくっぽいと言えばぼくっぽい。そういうとこ案外嫌いじゃない。今は埼玉に向かう電車でこのブログを書いてる。もうすぐ池袋だ。明日が本当に最後の最後。