正直、きびしいんじゃない?
マナブさんがメルマガを有料化すると発表した時、率直に言えばそう思いました。というのも、長い時間をかけて継続的に告知していたわけでもなかったからです。月3000円の料金設定も、決して安いとは言えませんよね?
いくらマナブさんでも…
そう感じたのが正直な気持ちです。ブログ界でマナブさんを知らない人はほとんどいないでしょうし、僕自身、ブログに対する考え方を変えてもらったので、ずっと動向を追っていました。ここ最近、いくつか変化がありました。
マナブさんがXに復活。Xのプロフリンクが有料メルマガからブログに変更。有料メルマガの内容そのものは無料で公開する(有料読者には特典がある)というものでした。これらの動きを見ながら、「やっぱりきびしいのかな?」と思っていたんです。
でも、それは間違いでした。
彼は順調に(そして驚くほど早く)読者を増やしてた。トップブロガーの実力を見誤った瞬間ですね。でも、なぜ僕は彼の読者数を知っているんでしょうか? 理由は、サイト内で公開されているからです。1週間ほど前に気付いた時、あなたにこのメールを書こうと決めました。
マナブさんの有料メルマガの読者数を伝えるため? いいえ、彼のスタンスから学びをお伝えするためです。
今日のメールで伝えたかったのは、「徹底した透明性」です。
ページをご覧いただければわかるように、月間収益、有料読者、年間換算などが公開されています。このページを見た時、テンションが上がりましたね。リアルタイム性に。数字そのものではなく、継続的にさらけ出す覚悟に心から感銘を受けた。ここまでできる人は、ほとんどいないでしょう? なぜなら、必ず悪い時期がくるからです。その時期を公開する勇気がないからです。退屈なので、Xで見かけるそういった類の成果報告は話半分で聞いていますが、一方、トップブロガーにここまでされると何も言えなくなる。
ただ、別に毒を吐きたくてこのメールを書き始めたわけじゃないんですよ。このスタイルを見た時、昔、マナブさんが言った言葉を思い出しました。
Radical Transparency.
ラディカル・トランスパレンシー。
意味は?
徹底した透明性です。
2022年にマナブさんがイーロン・マスクに触れたブログ記事で聞いたと記憶しています。思えば、彼のスタンスは変わってませんね。昔は、ブログのPVをほぼリアルタイムで見れるように公開していた時もあるし、今回であれば有料メルマガに関する数字です。
継続的なデータ公開は、資料的な価値を持つ
あなたの読者があなたの後を追う時、必ずデータを見るでしょう。
彼らは自分が欲しいもの(お金、購読者数、PVなど)をあなたがどれだけ持っているかを知りたいからです。でも、その時に断片的なデータしかなかったらどうでしょうか? もっと言えば、断片的なデータしか公開しなかったら? 彼らは口には出さないけど失望する。
なぜなら、必ず上手くいってない瞬間があることを知っているからです。
経験上、この手の主張は黙殺されます。なぜだかわかりますか? ほとんどの人にとって都合が悪いからです。「OK、じゃあ全部出してね」と言われたらピンチに陥るからです。商売上手なのかもしれませんが、断片的な成果報告は本当の意味では参考にならないんですよね。加えて、都合の悪い事実を隠すことで、重要なことを見落としてしまう。それは後ほどお伝えするとして、先にもう1つお伝えしておきます。
実力がない時こそ、全てを公開すべき理由
なぜか?
何も持っていないからです。誇れるような実績、数字、何もない。でも逆に言えば、失うものがないんですよね。

本当にこんなグラフを公開したいと思いますか? 僕だってイヤですよ、こんなグラフ出すのは。でもいつか、誰かが「SEOやめてメルマガに挑戦してみようかな」と思った時に、どういうルートを辿る可能性があるかは残しておいた方がいいじゃないですか。もし、「7ヶ月で7万円こえますよ!」と言うだけじゃミスリードさせてしまう。それはどうしても嫌なんですよね。もちろん完璧には生きれないし、僕もセコイ部分はあるけど、ここは譲れない。もちろん、怖い。だって、僕にとって最も大切なメルマガ読者であるあなたに1番最初にお伝えするんですから。でも、透明性があれば、実績が追いついた時にオセロを一気にひっくり返すことができる。
単発の成果報告を見かけた時、誰もが口にしないけど内心思っているのは、「OK、じゃあ先月は?」「2ヶ月前はどうだったんですか?」「来月も公開しますよね?」です。僕は、ここを透明にしておきたい。あなたもですか?
最初はバカを見ますよ。ただ、都合の悪い事実は後になればなるほど言いにくくなるので、全公開するなら早めが吉です。次にいく前に、海外コンテンツから学んだこんな言葉をお伝えしておきます。
Accountability creates authority.
(説明責任は、権威性を生み出します)
透明性そのものがエンターテイメントになる
もし、あなたが早くからメルマガを読んでくださっているなら、2025年5月24日にお届けしたメール(「透明性の秘密」を知りたい方は、他にいませんか?)をご覧ください。ここに、もう1つだけ一緒にお伝えしたいことがあります。このメールは、ブログでは公開していません。
え? 当時、まだメルマガ登録してなかった?
わかりました。今日は特別に要点をまとめます。
もし、あなたが目立った実績を持ち合わせていないなら、きっと参考になるはず。
実は以前、YouTubeで「クロースアップマジック」にハマりました。
クロースアップマジックとは、少人数の観客に対して、至近距離で演じるマジックです。ステージで行う大規模なものではなく、テーブルでトランプなどを使うマジックだと想像してください。

部屋にはテーブルが1卓、正装したマジシャン、そしてテーブルを囲む5人の芸能人がいました。
観客である芸能人とマジシャンの距離は約1m。背後からも複数のカメラが手元を狙っています。そんな状況でマジックがスタート。最初から惹き込まれました。なぜなら、これほどマジシャンに不利な状況はないと思ったからです。1枚のカードにサインして束の中に入れる。そして指を鳴らすと、一番上に上がってくる。きっと、あなたもこの手のマジックは見たことがあるでしょう? 僕もある。でも、これほどの至近距離では見たことがなかったんです。しかも、それだけではありません。
「もしかして、最初から一番上にあるんじゃないの?」
と疑った芸能人が、マジックの途中でカードを確認したりもしました。至近距離での攻防は面白く、手に汗をかく。
そう、透明性そのものがエンターテイメントになるんですよ。
断片的な成果をアピールしている人の多くは、観客を驚くほど遠ざけたステージでマジックをしている人と同じです。至近距離だとボロが出るので、決して近くにあなたの席は用意してくれない。「本当に仕掛けはないんですか?」という質問も聞こえないフリをします。離れていれば安全であり、見破られるリスクもほぼなく、多少ミスっても見えません。
一方、あなたがマジックを行う時は、すぐ近くまで観客を招き、360°どこからでも見られる状況下で行えば、観客を魅了できるでしょう。なぜなら、透明性そのものがエンターテイメントであり、あなたの読者を魅了する秘密だからです。
もし、日々の発信で何かを隠そうとしている(そしてそれによって、心が疲れているなら)透明性について考えてみてください。
- 継続的なデータ公開は、いつかあなたの後に続く読者にとって資料的な価値を持つ
- 説明責任は、権威性を生み出す
- 透明性そのものが、エンターテイメントになる
失うものがないなんて無責任だろうって?
そうですか? でも少なくとも、マナブさんよりはないでしょう?
悲しいかな、僕はないですよ。
Tatsuya
P.S.
大丈夫、忘れてません。
さっき、都合の悪い事実を隠すことで重要なことを見落とすと言ったのを覚えてますか?
え、あなたが忘れてた? まあ、いいでしょう。最後にお伝えしておきます。
もしかしてあなたも、上手くいかない時期の自分を出すと失望されると思ってるんですか?
全くですよ。
なぜなら、あなたが優秀であればあるほど、読者はあなたがその状況で何を考え、どう乗りこえるかを知りたいからです。もし、あなたが凄い人々の一員なら、はっきり言っておきます。月100万円稼いだ? 素晴らしいですよ。でも本当はそれは過去の話で、今月は3万円だった…?
それを聞いて、読者が本気で失望すると思ってるんですか? あなたの凄さは、何も変わらない。
以前、僕がずっとロールモデルにしているKieranが、3ヶ月メールを開いていない人をリストから外したら、1万人の購読者が減ってしまったと言ってました。
それを聞いて、僕が失望したと思いますか?
いやいや、逆ですよ。
一体、あなたは何を恐れてるんですか?