「文章を書いて、お金を稼ぎたい」
あなたは密かに、こんな思いを抱えていませんか?
今回は、10倍売る人の文章術をご紹介します。
最初に、この書籍の基本情報をまとめておきます。
- タイトル:10倍売る人の文章術
- 著者:ジョセフ・シュガーマン
- 定価:本体1,400円+税
- 発行所:PHP研究所
タイトルからもわかるように、「売るための文章術」が書かれた1冊。
僕がこの本を推薦しようと思った理由は、主に2つあります。
著者であるジョセフ・シュガーマン氏が全米屈指の広告文の書き手であること。
そして、自らの会社でリスクを負って、文章を書いていること。
つまり、シュガーマン氏が書いた広告が失敗すれば、自身の会社の業績をダイレクトに直撃する緊張感のもと、長年にわたり試行錯誤を重ねてきているわけです。
実際に僕自身、この本から売るための文章術のベースを学びました。
そして本格的に学び始めた今、ブログから高単価の商品が売れるようになっています。
なので、もしあなたも「ブログでお金を稼ぎたい」「読者の反応を引き出す、売れる文章術を書きたい」とお考えなら、ぜひ一度目を通してみてください。読んで損はしませんし、売る文章術を基礎から学ぶなら、本書はピッタリです。
このレビューを読んでいただければ、本書のイメージを掴んでいただけます。
そしてあなたは、きっとこのレビュー記事を最後まで読み進めるはず。
なぜ、そう思うのか?
理由は、後ほどお伝えしましょう。
全米NO.1のセールス・ライターが教える 10倍売る人の文章術
もくじ
【レビュー】10倍売る人の文章術【伝説と呼ばれた広告あり】
最初に、あなたにお伝えしなくてはいけないことがあります。
それは、この本があなたにとって「毒」になる可能性があるということ。
タイトルの「10倍」について
日本語版のタイトルにある「10倍売る」という表現。
正直僕は、微妙だと思っています。
なぜなら、僕がこの本を読んだ限り、明確に何かが「10倍売れる」根拠は書かれていない気がしたから。
誤解がないよう伝えておくと、別に否定したいわけではありません。「10倍」という表現はキリもよく、読者にもわかりやすいですから。
本書を読めば、それぐらい簡単に売れるようになるという意味かもしれません。この部分について、あまり深く突っ込むのは賢明ではないでしょう。
しかしなぜ、あえて触れたのかと言えば、あなたにとって「薬にもなれば、毒にもなる」と感じたから。
もしもあなたが、10倍という言葉に惹きつけられ、ラクに稼げる魔法の文章術が身につくと期待しているなら毒になります。
本書は「顧客心理」をベースに書かれています。心理的な学びを無視することはできません。つまり、物が売れる文章のコツだけをサクッと学べる構造にはなっていないのです。
逆にここを理解し、前向きに学ぶ姿勢をもって読めるなら、「10倍売れる」どころの騒ぎではないかもしれません。
あなたは今、自分がどこにいるかご存じですか?
このタイミングで1つだけ、あなたにお訊きしたいことがあります。
今この瞬間、すでにあなたは「このレビューを最後まで読む」という選択に向けて動き出していることを自覚していますか?
「いやいや、全然意識してないけど……」と思っているかもしれませんが、残念ながらそれは間違いです。
なぜそう言えるか?
実はすでに僕は、大きな目的の1つを達成しているからです。あなたを、とある場所まで連れてくるという目的。
あなたは今、ご自身がどこにいるかご存知ですか?
お伝えしておきましょう。
スルスルとすべる、滑り台の上です。
44個のテクニックを使い倒せ
ここからは少しだけ、具体的な内容に進みます。
あなたは、売れる文章を書きたいと思っているでしょう。
同時に、「自分に書けるだろうか……」と不安も感じているはず。
大丈夫、僕もあなたと同じでした。
ご安心ください。本書では、最高の成果をもたらす44個の文章テクニックが紹介されています。
例えば、
- 注文の念押しをする
- インボルブメント(感情移入)させる
- 所属の欲求にうったえる
こういったものです。
数多くの具体的なエピソードとともに、丁寧に解説されています。普段から無意識に使っているテクニックもあれば、初耳のものもたくさんあるはず。
文章テクニックの詳細は本書に任せるとして、ここでは「読み方」をお伝えするのが良さそうです。あなたに守っていただきたいことは2つだけ。
- 大事だと思った箇所は、印をつける
- 辞書みたく、つねに手元において使い倒す
単純にペラペラとページをめくって読むだけでは、意味がありません。実際に使えるようにならなければ、宝の持ち腐れ。徹底的に使い倒してください。
ブログを書いたら、印をつけたページを開き、テクニックが使えているかどうかを確認する。あるいは暇な時間に、ページを読み返してみる。この作業を繰り返すだけで、間違いなく変わります。
多くの人は、面倒なことはやりません。やりたくないんです。だからこそ、あなたはやるべき。知識は使えてこそ、価値があると忘れないでください。その他大勢と差をつけるチャンスは、日々の鍛錬にあります。
この後、最後に「伝説の広告」をご紹介して終わります。
あなたが文章で商品を売って稼ぎたいなら、知っておくべき内容です。
「伝説の広告」は存在する
ラスト直前で、「伝説の広告」と呼ばれている古典的名文が紹介されています。
書いたのは、ジョー・カルボ氏。
自身が書いた書籍「The Lazy Man's Way to Riches(怠け者がリッチになる方法)」を購入してもらうために書いた広告文です。
聞くところによると、一気に書き上げ、編集作業はほとんどしなかったとか。その広告が、今や「伝説」と呼ばれています。
この広告文により、300万冊もの本が売れたそうです。
……300万冊ですよ?
広告文を読んだ読者が心を揺さぶられ、お金を払って注文したということ。
伝説と呼ばれた広告は、こんな書き出しで始まります。
ほとんどの人は日々の暮らしに精一杯で、お金儲けの余裕などありません。
あなたも読めばわかります。冒頭数行で、好奇心を掴まれてしまう。知らない間に引き込まれ、読み進めている自分に気づく。
実はネット検索すると、この広告文は全文出てきます。無料で読める。
でも、断言します。
あなたはお金を出して、「10倍売る人の文章術」で読むべきだと。
なぜか?
その理由は、伝説の古典的名文がなぜ効果的なのかを、全米No.1のセールス・ライターであるジョセフ・シュガーマン氏が解説してくれているから。
伝説の広告を、トップが解説する。なぜ素晴らしいのか。何気なく見える文章が、どんな効果をもっているか。まさに、言われなきゃ気付かないようなことです。
文章で物を売りたいなら、読まない理由はありません。
まとめ
あらためて、要点をまとめます。
本書は、全米No.1のセールス・ライターであるジョセフ・シュガーマン氏が「売るための文章術」を教えてくれる1冊。
「文章を書いて稼ぎたい」とお考えなら、必ず読むべきです。特に、ブロガーは必読。あなたの文章で読者を行動させ、商品購入へと進ませることができるようになります。
さて。
ではレビューを終える前に、最後に種明かしをしておきましょう。
なぜ記事の最初であなたに、「最後まで読んでもらえる」とお伝えしたのか。
理由は、このレビュー記事のなかに、本書のテクニックを散りばめているから。
「最後まで読むはず」と伝えたとき、「なぜそう言えるのか?」と好奇心が湧きませんでしたか?
最初に好奇心のタネを植えつければ、あなたは理由を探しながら読み進めることになります。
そして理由を最後に明かせば、もうあなたはラストにたどりついているというわけです。
他にも「滑り台効果」を意識して書きました。ここまで読んでいただいたあなたは、僕が作った滑り台をスルスルと滑りおりてきたわけです。ちなみに、「毒」という言葉を使った箇所が、滑り台のスタートライン。
より詳しく知りたいですか?
それは、本の中に書かれています。
僕を信じろとは申しません。
ただ僕は、本書を今すぐ購入することをおすすめします。
僕が間違っていたら、あなたが失うのはネットで注文する時間と、たった「1,400円+税」のみ。
しかし、僕がもし正しければ?