「ブログには権威性が大事だと聞きました。でも、今の自分には目立った実績がありません。その場合は、どうすればいいですか?」
あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
こんにちは、Tatsuyaです。
今回は「ブログの権威性」をテーマに解説します。
ブログは権威性が大事だと言われています。しかし、自分には実績がない。この悩みって、けっこう多いと思います。
この記事では、ブログにおける権威性の基礎知識から、実績がなくてもブログに権威性を持たせられる方法までをご紹介。
読み進めていただくことで、「たしかに、これならいけるかも」と感じてもらえると思いますので、ぜひ参考にしてください。約2年半で300本ほどブログを書いてきたので、その経験を活かして、わかりやすく解説します。
もくじ
ブログにおける権威性の基礎知識
最初に、権威性における基礎知識を解説しておきます。「権威性」なんて聞くと、何やら堅苦しく、難しい印象を受けるかもしれませんが、シンプルに説明するのでご安心ください。
権威性とは?
まず、権威とは何か?
なんだか、「偉い人」「凄い人」みたいな印象を受けますよね。以下、Wikipediaからの引用です。
権威(けんい、英語: Authority)とは、自発的に同意・服従を促すような能力や関係のこと。
引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つまり権威性とは、上記のような性質を含んでいる状態のことをさします。
ブログに権威性が重要な理由
僕が思う理由は、ブログの読者に「安心感」を与えることができるから。
あなたのブログにたどり着いた読者は、悩みや、不安を抱えている可能性が高いです。その際、あなたのブログに権威性を感じることができれば、少し安心できますよね。
もし例えばあなたが、とある本を買おうかどうか迷っているとします。その時、次のどちらの文章の方が安心できますか?
- ①実際に僕も読みましたが、素晴らしい本です。
- ②全米でベストセラーになった1冊であり、実際に僕も読みましたが、素晴らしい本です。
おそらく、②ではないでしょうか? 全米ベストセラーという事実が、権威として効いているわけですね。これが権威性の力です。
Googleも権威性を重要視している
ブログを書く以上は、Googleの検索エンジンに依存することになります。そのGoogleが、以下3つの要素を重要視しています。
- E(Expertise)専門性
- A(Authoritativeness)権威性
- T(Trustworthiness)信頼性
しっかりと「権威性」が入っていますね。なので、ブログを書くなら権威性が大事です。
あなたのブログに「権威性」を持たせる方法【実績がなくてもOK】
ここまで読んでいただいた方は、「なるほど。権威性の重要性は、何となくわかったよ。でも、…」という想いがあるはず。なぜなら、実績を持ち合わせていないことも多いから。
そうなると、権威性を持たせることはできないのか?
答えは、NOです。後半では、目立った実績がなくてもあなたのブログに権威性を持たせる方法をご紹介します。悪い方法ではないので、ご安心ください。
その①:これまでの経験を利用する
1つ目の方法は、これまでの経験を権威性として利用すること。
自分では普通だと思ってる経験でも、他人からすると「権威性」を感じたりします。なので、目立った実績がなくてもOK。
例えば、3ヶ月筋トレを続けた人の経験は、3日坊主の人にとっての権威になります。
もしあなたが今日から筋トレを始めようと思ったとしたら、プロアスリートの筋トレ方法を学びますか? それとも、自分と似た境遇で3ヶ月継続している人の方法を学びますか?
実績で言えばプロアスリートだと思いますが、後者にも間違いなくニーズがありますよね。
ちなみに、僕もこの記事で「権威性」を利用しました。気づきましたか?
ブログの前半部分で、このように書きました。「約2年半で300本ほどブログを書いてきた」と。経験を権威性としている例です。
これまでの経験を振り返りましょう。きっと、権威性として利用できるものがあります。
その②:自分以外が持つ実績を利用する
2つ目は、自分以外が持つ実績を利用すること。これは先程書きましたが、あらためて載せておきます。
- ①実際に僕も読みましたが、素晴らしい本です。
- ②全米でベストセラーになった1冊であり、実際に僕も読みましたが、素晴らしい本です。
こちらは、「全米ベストセラー」という実績を権威として利用しています。
もちろん、僕が全米ベストセラーを獲得したわけではありませんが、ブログの読者としては、そこは問題ではありません。あくまで、自分が買おうとしている本について安心したいだけ。「ふむふむ、本が凄いのはわかったけど、お前さんが全米ベストセラーを獲ってるわけじゃないなら信頼ならねぇ」とはなりませんよね?
このように、自分以外が持つ実績を利用することでも、間接的にブログに権威性を持たせることができます。
その③:公式サイトから引用する
他にも、公式サイトからの引用も効果的。なぜなら、誰しも「公式サイト=信頼できるもの」と認識しているから。
例えば僕が、「ブログは、ユーザーのことを考えて書こう」と言ったとします。これだけだと、「それって、本当に大事なの?」と思う方もいるでしょう。
しかし、
ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
引用元:Googleが掲げる10の事実
「Googleもこのように言ってますから」と引用すると、説得力が増しますよね。「へぇ、そうなのか。大事なんだなぁ」と感じる方が多いはず。
このように公式サイトから引用することで、権威性をわけてもらえます。
その④:専門家の意見を引用する
最後4つ目の方法は、専門家の意見を引用すること。
公式サイトと同じく、専門家の意見にも権威性があるからですね。
もしかすると、「公式サイトはわかりやすいけど、専門家の意見ってどこで探すの?」と疑問を感じていませんか?
シンプルな方法としては、専門家のTwitterをチェックしておいて、役立つ情報、信頼できる情報だと確信できるものを、ブログ記事に引用すること。ツイートって、ブログ記事に埋め込めるので、権威性を作れます。専門家の意見があれば、安心感にもつながりますよね。
ツイートを埋め込む方法を知りたい方は、ブログへのTwitter埋め込み方法を解説【引用の著作権は大丈夫?】を参考にしてみてください。
ブログの権威性に関する疑念
ここまで読んでいただいた方の中には、「うーん、でも他人の実績や意見を権威として使うのはセコくない?」と思っている方がいるかもしれません。
その気持ちは、わからなくもないです。僕自身も最初の頃、そう思っていました。
でも結論から言うと、別にセコくないです。
なぜなら、読者は何より「安心」したいだけだから。僕ら書き手の実績を知りたいわけじゃないんです。あくまで、「ここに書かれてる情報は信頼できるのか」を知りたいだけ。そのために、権威性を使うわけです。
もちろん、意図的にウソの情報を書いて権威性として振りかざすのはNGです。悪用は厳禁。
しかし、正しい情報であれば使いましょう。読者が安心できるなら、権威性を使わない理由はありません。
まとめ:ブログの権威性は、読者の安心感につながる
今回は、ブログの権威性について解説しました。
あなた自身のこれまでの経験を利用したり、信頼できる情報を引用したりして、ブログに権威性を持たせましょう。その権威性は、読者の安心感につながります。
繰り返しですが、悪用は厳禁です。権威性は効果が高いゆえ、使い方を間違えると、よろしくないですから。
権威性は、考えれば考えるほど、奥深い領域です。なぜなら、生身の人間が絡んでいますからね。マーケティングや心理学の知識を学んでおくことで、より人への理解も深まるので、権威性に関する「新しく効果的な切り口」が見つかる可能性もありますよ。
最後に、役立ちそうな本について解説した記事を2本載せておきます。ブログ運営に活かせる内容が満載なので、興味があれば、ぜひチェックしてみてください。