以前、ある方からセールスメールが届きました。
誰から届いたか。それを明かすつもりはありません。なぜならそれ自体は、重要じゃないからです。商売の邪魔をしたくないし、個人的な好き嫌いもありません。
でも、正直うんざりしていました。
なぜか?
メールの信憑性が、曖昧すぎたからです。
「先週メールを送ったところ、読者からひっきりなしに熱望の返信が届きました」
……ホントか?
証拠もなければ、表現も大袈裟でした。
読めば読むほど、信じられなくなっていったんです。
読者は、猜疑心を持ってる
一切の証拠なしに信じてもらうのは、至難の業です。
もちろん、証拠は捏造できます。でもだからといって、出さなくていい理由にはならない。たとえ嘘はつかなくても、重要なカードを隠したまま相手を誤解させることもできます。
もし彼のメールに証拠があれば、僕は聞く態勢になったかもしれません。熱望の声がたくさん届いてると主張する代わりに、もし本当に届いているなら(それがたった一通でも)、そのメールを引用してくれれば信じたかも。
真偽は、わかりません。しかし僕の中に生まれた疑念は膨らみ、最後まで解消できませんでした。「嘘じゃないの?」と疑われることほどリスクはありません。なぜなら一度芽生えた疑念は、止めることができなくなるからです。
そしてこの状態に陥る原因は、証拠を示さず主張すること。
派手な実績を証拠なしで主張するぐらいなら、100円稼げた事実を証拠付きで出す方がいい。
なぜなら、自分の言葉を自分で裏付ける人はほとんどいないからです。
もちろん、あなたが好きなジャンルに取り組んでいて、ただ商品を紹介するだけなら問題ありません。しかし、「このnoteを読めば稼げる」あるいは「Xのフォロワーが増える」と主張するなら、逆に証拠を出せない理由はどこにありますか?
Xでも、実績をアピールする人はたくさんいます。僕もnoteが売れたらする。当然でしょう。
しかし最も納得できないのは、良い瞬間だけを切り取って、うまくいかない時は沈黙に転じることです。あたかも常にうまくいってるフリをする。単純にダサいし、読者が本当に知りたいのは、うまくいかない時に何に悩み、どうアプローチし、結果どうなったかです。
以前、こんなポストをしました。
ブログで月100万円稼ぐ方法は教えてくれなくていいから、実際に稼いでる様子を見せて欲しい。
執筆風景、PV、収益推移、プライベート、思考の様子、ぶち当たる壁、壁を乗り越える瞬間。
全部見たら信用できる。
— Tatsuya (@Sugimoto_2017) November 29, 2024
成功のスナップショットだけじゃなく、リアルを見せてよと。
本当にうまくいってるなら、なぜ継続して成果を公開しないんですかと。僕の性格が悪いんでしょうか? 一つはっきりしているのは、この手の質問には誰も答えてくれないことです。
権威性を出したいのかもしれません。うまくいった部分を前面に出せば、旨味があるんでしょう。 Xのタイムラインに流れてくる収益報告が、その最たる例です。
しかし、ここに見落としがちなポイントがあります。
僕は海外ポストで、この教えに出会いました。
Accountability creates authority.(説明責任は、権威性を生み出します)
誰でも成果を主張できます。
しかし、証拠で裏付ける人はほとんどいません。
なぜならリアルを語れば、低空飛行の瞬間も公開する必要があるからです。できれば黙っておきたい。誰もが派手な実績をアピールしている中で、自分だけ本当のことを言うのは嫌だ。別に嘘をつくわけじゃないんだから…と自分を納得させ、本当は手札にジョーカーを持っているのに、あたかも持っていないフリをしてゲームに参加する。

僕だって、「直近は0円です」なんて言いたくないですよ。でも、僕があなたの立場ならリアルを知りたい。
お金を稼ぐだけなら、もっと賢く立ち回ります。ジョーカーを持ってないフリをしてあなたに近づき、ゲームを楽しむかもしれません。
でも、やっぱりフェアじゃない。たとえ収益0円でも、誰からも返信がなくても、その事実を元にリアルタイムでストーリーテリングして、あなたに気付きを与えたい。
僕はずっと、海外のメルマガから学んできました。
日本にも素晴らしい人はたくさんいます。尊敬してる人、参考にしてる人もいます。じゃあなぜ、海外のメルマガを信じているのかといえば、圧倒的な「透明性」があるからです。
うまくいった瞬間だけじゃなく、全てを公開してくれる。そしてただ公開するだけじゃなく、その出来事をストーリーにして気づきを与えてくれる。
まだ、半信半疑かもしれません。
なぜ多くの人が証拠を出さない中で、私が出さなきゃいけないのか。損じゃないか。バカだと思われないか。
確かに、損かもしれません。
短期的に見れば。
でも、長期的にはどうでしょうか?
もしあなたがすでにYour Writingを購入してくださっているなら、「「公の場で構築する」秘密」のラスト3行を読んでください。
なぜ、リアルタイムで本当のストーリーを語る必要があるのか。海外から学んだ、最も重要な気づきの1つがここにあります。
人は派手なものに惹かれます。
しかし真実は控えめであり、信じるものもまた控えめなのです。
Tatsuya