11月30日のメルマガに、さよならさんからこんな感想をいただきました。
先日のTatsuyaさんのメルマガ、非常に沁みました。
しんどいときに、単に「時間が解決するよ」と励まされるのと、「私は昔こんなことがあったよ」というストーリーを共有してもらえるのとでは、後者の方が圧倒的に元気をもらえるのだ。 https://t.co/5fCEUCtWYO— さよなら (@sayonara_note) December 1, 2025
嬉しさと同時に、いただいた言葉に思いを巡らせました。
あなたと僕は、情報が溢れた世界に生きています。
この騒がしい世界で、生き残る方法は?
ストーリーテリング。
単なる情報ではなく、あなたのストーリーを通して、アドバイスや教訓を伝える必要があります。
なぜなら、あなたの最大の差別化要因はあなた自身だから。
ただ1つ、ストーリーテリングには失敗しやすいポイントがあります。
僕は英国のメルマガを2年以上、合計300通以上読んできました。そしてストーリー主導のメールを読む中で、自分の失敗に気付きました。
この失敗は、必ず経験します。
詳しくお伝えしましょう。
あなた自身についての内容であっても、それは彼らのことだ
The only thing you need to understand about writing online:
You are not the hero.
Your audience is.
Even when it's about you, it's about them.
Write accordingly.
— Kieran Drew (@ItsKieranDrew) March 13, 2025
翻訳:
オンラインの執筆で理解すべき唯一のこと:
あなたは主人公じゃない。
主人公は、読者です。
あなた自身についての内容であっても、それは彼らのことだ。
そのように書いてください。
—
主人公は読者だ。この教えはよく耳にしますが、本当に重要なのは下から2行目です。
あなた自身についての内容であっても、それは彼らのことだ。
よくある失敗は、ストーリーを語ることに夢中で、読者との接点を無視してしまうこと。
つまり、メールを読んでもらうための道具としてストーリーを使ってしまう。正直、この手のストーリーは大量にあって、僕は惹かれません。なぜなら、僕にとって無関係だから。
だからいつも、個人的なストーリーで書き始めて「教訓」につなげます。この教訓を通して気付きを与える瞬間が、あなたと繋がるポイントです。
読者はあなたのストーリーを通して、そこに自分を見たいんですよ。
英国のメルマガは、主に2種類のストーリーから始まる
- ライティングに関係するストーリー
- ライティングとは無関係なストーリー
相手に関係するストーリーから始めることで、読者を主人公にできます。
このメールもそうです。冒頭でさよならさんの感想を引用しながら、同じくメルマガ読者であるあなたとの接点を探ってきました。
もちろん、無関係なストーリーでもOKです。
先週のメールが、まさにそうでした。2017年の私生活を共有しました。正直、このストーリー自体はあなたに無関係です。
しかし、あなたとの接点を作るために「教訓」を書きました。
よければ、読み返してください。どこが、教訓でしょうか?
たった一箇所ある、太字の一文です。
きっと、あなたには無関係な僕のストーリーが、あなたの人生とリンクする瞬間を感じるはずです。
読者に関係するストーリーから始めるか、個人的なストーリーから書き始めて教訓を伝えるか。どちらも効果的です。
もしストーリーテリングに興味をお持ちなら、YourWritingをご覧ください。
僕は英国のメルマガから、学んできました。このメールも、学んだ内容をもとに書いています。
もちろん、メールが面白くなければスルーしてください。「いやいや、地味に好きだよ」と思ってくださるなら、手にとっていただく価値はあります。
https://note.com/sugimototatsuya/n/n03aeb3b09d97
情報は盗まれますが、あなたのストーリーは盗まれません。
Tatsuya
P.S.
「ストーリーを語るより、すぐ読者の悩みにアプローチする方がいいよ」「むしろ、ストーリーなんて時間の無駄だから」と感じるかもしれません。
そうでしょうか?
ストーリーは、相手との長期的な関係性を築くのに役立ちます。あなたの読者はGoogle検索するし、AIにも質問しますが、あなたの意見もチェックしてくれる。
実際、僕もライティングに関する内容は、英国のメルマガ著者であるKieran Drewさんの意見を必ずチェックします。
ストーリーを語らず話を聞いてもらえるのは、Xが伸ばしやすかった時代に大量のフォロワーを集めた人か、すでに有名な人ばかり。
ストーリーテリングを使ってください。
あなたの個人的なストーリーから教訓を伝え、読者に新たな気づきを与えて、あなたの世界に引き込んでください。彼らの多くは有益な情報も求めていますが、信頼できる相手も求めています。
安っぽい逆転劇をでっち上げなくても、彼らはあなたの話を聞きます。こうしてあなたが、僕の話を最後まで聞いてくださったように。
海外から学んだストーリーテリングの秘密は、こちらです。