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これは同僚との会話で得た教訓

「人類は、自滅すると思う」

この言葉を口にした時、妙な納得感がありました。僕だけじゃなく、すぐ目の前にいた会社の同僚も同じだったはずです。

10月27日(月)。

18時に仕事を終え、僕は会社の休憩室でXを開いていました。

限られた時間でポストを読み、返信すべきものに返信し、役立ちそうな海外ポストをチェックしていたんです。

隣では、MV作家を目指している同僚が作業。

19時、「今日もどうすか?」と声をかけてくれ、僕らは会社を出ました。

月曜日は、新宿駅に向かう途中の広場で、1〜2時間ほど喋るんです。

互いの進捗や、今考えてることや、悩んでることを。年齢は10個ほど僕が上ですが、気軽に話せる関係で、その日もメルマガの話やXをどう伸ばすかを話していました。

30分ほど経った頃、彼がこんなことを口にしたんです。

「ブログ界って、AIで文章書く人いるんですか?」

今思えば、この質問からこの夜の方向性が決まりました。

「いっぱいいると思うよ」

僕は、AIの使用に反対ではありません。むしろ、面倒な作業はAIに任せたい。

でも、AIで文章を書くのは反対です。

なぜなら、思考力が低下するから。

「自分は、AIを補助で使います」と口にする人を、基本は信じません。僕らは隙があれば、手を抜きます。

もしAIで書いた文章で稼げたら、間違いなく流れる。わざわざ時間をかけて、自分で書くとは思えません。

書くことは、思考そのものです。

書くのを放棄したら思考力を維持できず、自分の頭で考えなくなり、手っ取り早く成果が出ることに執着するようになります。

つまり、我慢できなくなる。

これは全て、同僚との会話で明らかになってきました。

我慢できない弊害は、色んな場面で見かけます。

特に気になるのが、Xで他人と比較して辞めていく人です。「反応がない=価値がない」と思い込んでしまう。

本当ですか?

そもそもXはアルゴリズムがあるので、全員に届きません。ただ見てるだけの人もいます。

ちょっと考えれば、「反応=価値じゃないよな」と思えるはずなんです。でも、そうはならない。

自分で考えず、手っ取り早い成果を求めて負のスパイラルに入っていく。

他にも、いろんな会話をしました。

ショート動画に依存する理由や、加工で美男美女になって承認欲求を満たす心理など。若い世代の集合写真を見ると、みんなが小顔ポーズをとり、ピースで顔全体を隠してるようなものもあります。

本当に幸せですか?

コンプレックスがあるのかもしれませんが、歪んでいる気がしてなりません。

職場でも、挨拶しない人が増えました。疑問です。なんでそんなに暗いのか。

自分の基準を捨てて、アルゴリズムを優先する人々もそうです。インプレッションが増えないと、ダメだと思い込んでしまう。

僕は、いつかターミネーターのような存在が人類を滅ぼすんじゃないかと心配していました。AIが進化して、その危険性はあるよなと。

でもそれより前に、思考力を失った人類が自滅に向かう気がしてます。

もちろん人間が存続して、もし地球に住めなくなっても、映画「インターステラー」のように惑星間を移動できたらと願ってますよ。

でも、本当にそんな未来が来るのかなと。

思考力を失い、手っ取り早く成果を求める人間が溢れた世界は、良い結末を迎えない気がしています。

ちょっと、冷静になりませんか?

同僚との会話で、まさかこんな思いを巡らせるなんて予想してませんでした。だから、冒頭のセリフに行き着いたんです。

「人類は、自滅すると思う」

なんの話を聞かされてるんだ? と思うかもしれませんが、このメールの教訓はこうです。

人と話してください。

話すことで、予想しなかった思考の旅を経験できます。

そして、あなた自身の理解も深まります。

あなた自身の理解が深まれば、その他大勢とは違う存在として認識される。

今回のメールは、いつもと違うテイストで書きました。ずっと読んでくださっているなら、奇妙に感じたかもしれません。

しかし、それこそが鍵なのです。

海外コンテンツの学習中に、こんな問いかけがありました。

「あなたを奇妙にするものは、なんですか?」

あなたが持ち合わせている奇妙さは、その他大勢と一線を画す手段。

最大の差別化要因は、あなた自身です。

僕は、生きている間にこの世界をより理解したい。ただ、お金を稼ぐためだけじゃなく。

もしあなたも同じなら、素敵な時間が過ごせそうです。

Tatsuya