「文章力アップに役立つ本があれば知りたい。これまで何冊か読んだけど、正直レベルアップしてる気がしません…。スラスラ文章が書けるようになりたい」
こんな方向けの記事です。
今回は、文章力アップに役立つ本を3冊ご紹介します。
これまで2年以上ブログを書いてきたので、役立つ内容をお伝えできると思っています。読む本も大事ですが、実は読み方が重要だったりもするので、あわせて解説します。
この記事を読むことで、文章力アップのきっかけをつかんでいただけます。最後までお付き合いください。
文章力の本は、まず1冊でOK
もしかして、文章力の本を読み漁っていませんか?
まず1冊でOKです。
「ノウハウコレクター」になってはいけない
本から知識を学ぶのは大事ですが、ノウハウコレクターになってはいけません。
なぜなら知識さえゲットすれば、スラスラ書けるわけではないから。
- まずは、1冊だけ読む
- 実際に、文章を書く
この流れが大切。自分で手を動かさないと、文章は上達しません。
このあと、僕が読んだ文章力に関する本を3冊ご紹介します。最も興味を惹かれた1冊を選んで読んでみてください。
その①:20歳の自分に受けさせたい文章講義
1冊目は、20歳の自分に受けさせたい文章講義です。
数多くのブロガーがおすすめしており、文章のコツや裏技ではなく、本質から学べます。
「普通に話せるのに、文章を書こうとすると手が止まってしまう…」
と悩んでいる方は、間違いなく参考になります。どの本を読むべきか迷ったら、20歳の自分に受けさせたい文章講義がおすすめです。
【5分で解説】20歳の自分に受けさせたい文章講義の要約&レビュー
その②:新しい文章力の教室
2冊目は、新しい文章力の教室です。
こちらも、多くのブロガーが推してる1冊。
良い文章とは完読される文章である
と定義されており、たしかにその通りだよなと共感しました。
文章力アップといっても、定義があいまいだし、人によって基準が違いますよね? その点、本書では「完読される文章」を軸に解説されるので、理解がスムーズです。
Amazonレビューも多数あるので、ぜひチェックしてください。
「新しい文章力の教室」を要約|最後まで読まれる文章を書く77個のテクニック
その③:「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
3冊目は、「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。です。
先程の2冊と違って、筆者の主張がメインに書かれている本ではありません。タイトルのとおり、文章術のベストセラー本に書かれている内容が分析されている1冊。
文章術の本で、「共通して語られている内容がまとめられた本」なので、統計学っぽくて新鮮でした。文章の書き方の大事なポイントが「ランキング形式」でまとまっており、エッセンスを吸収したい方に役立ちます。
こちらもAmazonレビューが多数あるので、雰囲気を掴みつつ、購入を検討してみてください。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。|ランキング形式で、重要ポイントがわかる
文章力の本の、おすすめな読み方をご紹介
ここからは、文章力の本の「おすすめな読み方」を解説します。
僕の実体験から重要だと感じたポイントをまとめます。
1冊あたり、1〜2時間で読む
まずは、スピード重視で読みましょう。
「本は買ったけど、読み終わらなかった…」というパターンを避けるためです。
- 買っただけで満足してしまう
- 細かいテクニックにとらわれ、本質を見失う
- 全てを吸収しようとして、読み終わらない
こういったケースに陥ると、せっかくお金を出して買ったのにもったいないですよね。
できれば、1冊あたり1〜2時間で読んでください。
「でもそれだと、内容が頭に入らないよ…」と不安を感じるかもしれません。そんな方にお伝えしたいのは、次の文章です。
細かい内容は、忘れてOK
細かい内容は、忘れてOKです。
というのも、読んで忘れてしまう部分は、現段階では使えないことを意味しているから。
ちょっと考えてほしいんですが、もし仮に「文章術のコツが100個」あったとして、すべて実践できますか?
たぶん無理ですよね。少なくとも、僕はできません。
忘れずに残る1つが大事
忘れてOKと割り切って読んで、それでも忘れずに残る知識が大事です。
言いかえると、あなたというフィルターを通して、自然に残った知識。
良い文章とは完読される文章であると書いてあったなぁ…。よし、じゃあ最後まで読んでもらえるように意識して書いてみよう。
こう思うだけで、前進です。
細かい内容やテクニックは、いったん忘れてOK。忘れずに残るものを大切にしましょう。
真の学びは、2回目に読み返すとき
文章力の本から多くを吸収できるのは、2回目を読むときです。
なぜなら、すでに1回読んでいるので気持ちに余裕がありますし、「2回目を読む=読みたいと感じた状態」なので、自然と吸収力が高まるから。
- 1回目→スピード重視で読む
- 2回目→精読する
この方法が、挫折せず、スムーズ。
繰り返し読みたくなる瞬間を待ちましょう。真の学びは、あなたが2回目に読み返すときです。
文章力の本と一緒に、小説を読むべき理由
とりあえず、文章力の本は1冊でOKですが、小説はなるべく読んでおいた方がいいです。
小説を読む必要性とは
文章を書くとき、あなたの内側にある「あいまいな感覚」を言語化する必要があります。そのためには、感性を磨いておく必要があり、まさに小説がピッタリ。
もちろん文章テクニックも大事ですが、普段から「感性を磨く意識」を持っておくことは、文章力アップに欠かせません。感性を無視して、技術だけで文章力をアップさせようとしても、ボロが出ます。
僕が選ぶおすすめ小説5選
好きな小説がある方は、その小説を読んでください。
「普段、小説は読まないから、何を読めばいいかわからない…」という方は、僕の好みで5冊選んだので、参考にどうぞ。
①:風の歌を聴け
「風の歌を聴け」は、村上春樹さんの最初の小説です。
独特の文章表現が好きで、これまで何度も繰り返し読みました。ページ数も多くないので、小説を読んだ経験が少ない方にもおすすめです。
②:抱影
「抱影」は、北方謙三さんの小説です。
個人的には、タイトルと、登場人物たちのかっこよさに惹かれました。大人たちの「真の純粋さ」が表現された1冊。
③:マスカレード・ホテル
「マスカレード・ホテル」は、東野圭吾さんの小説。
映画化もされたので、ご存知じゃないですか?
むかし僕が買ったのは、ハードカバー版でした。表紙デザインと、タイトルに惹かれて、即購入。夜な夜な、自分の部屋で読んでいた日々を思い出します。
④:水曜の朝、午前三時
「水曜の朝、午前三時」は、僕にとって外せない特別な1冊。
一生のうち、もしあと1冊しか本が読めないとしたら、僕は間違いなくこの小説を繰り返し読みます。
⑤:こころ
「こころ」の作者は、有名な夏目漱石です。
高校の教科書で読んだかもしれませんね。先日、数年ぶりに読み返してみました。繊細な感情描写は、まさに圧巻です。
本を読んだら、文章を書こう
本を読み終えたら、文章を書きましょう。
いくら文章術を学んでも、実践しないと上達しません。あせる必要はないので、手を動かして、少しずつ文章力を高めていけば大丈夫です。
- 日記を書いてみる
- ブログを書いてみる
- SNSで発信してみる
何でもいいので、挑戦してみてはいかがですか?
ちなみに僕は、「ブログ」をおすすめしています。別記事でも解説しているので、興味がある方は文章力を鍛えるのにブログってどうなの?【経験談より解説】もどうぞ。
どの本を読めばいいか、もしまだ迷っている方は、20歳の自分に受けさせたい文章講義を選びましょう。文章が苦手な方にも役立つ内容ですし、スラスラ読めます。今すぐ、以下リンクよりどうぞ。