文章力の本は、まず1冊でOK。おすすめの読み方もご紹介します

2020年11月25日

「文章力アップに役立つ本があれば知りたい。これまで何冊か読んだけど、正直レベルアップしてる気がしません…。スラスラ文章が書けるようになりたい」

こんな方向けの記事です。

今回は、文章力アップに役立つ本を3冊ご紹介します。

これまで2年以上ブログを書いてきたので、役立つ内容をお伝えできると思っています。読む本も大事ですが、実は読み方が重要だったりもするので、あわせて解説します。

この記事を読むことで、文章力アップのきっかけをつかんでいただけます。最後までお付き合いください。

文章力の本は、まず1冊でOK

もしかして、文章力の本を読み漁っていませんか?

まず1冊でOKです。

「ノウハウコレクター」になってはいけない

本から知識を学ぶのは大事ですが、ノウハウコレクターになってはいけません。

なぜなら知識さえゲットすれば、スラスラ書けるわけではないから。

  • まずは、1冊だけ読む
  • 実際に、文章を書く

この流れが大切。自分で手を動かさないと、文章は上達しません。

このあと、僕が読んだ文章力に関する本を3冊ご紹介します。最も興味を惹かれた1冊を選んで読んでみてください。

その①:20歳の自分に受けさせたい文章講義

1冊目は、20歳の自分に受けさせたい文章講義です。

数多くのブロガーがおすすめしており、文章のコツや裏技ではなく、本質から学べます。

「普通に話せるのに、文章を書こうとすると手が止まってしまう…」

と悩んでいる方は、間違いなく参考になります。どの本を読むべきか迷ったら、20歳の自分に受けさせたい文章講義がおすすめです。

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【5分で解説】20歳の自分に受けさせたい文章講義の要約&レビュー

その②:新しい文章力の教室

2冊目は、新しい文章力の教室です。

こちらも、多くのブロガーが推してる1冊。

良い文章とは完読される文章であると定義されており、たしかにその通りだよなと共感しました。

文章力アップといっても、定義があいまいだし、人によって基準が違いますよね? その点、本書では「完読される文章」を軸に解説されるので、理解がスムーズです。

Amazonレビューも多数あるので、ぜひチェックしてください。

「新しい文章力の教室」を要約|最後まで読まれる文章を書く77個のテクニック

その③:「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

3冊目は、「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。です。

先程の2冊と違って、筆者の主張がメインに書かれている本ではありません。タイトルのとおり、文章術のベストセラー本に書かれている内容が分析されている1冊。

文章術の本で、「共通して語られている内容がまとめられた本」なので、統計学っぽくて新鮮でした。文章の書き方の大事なポイントが「ランキング形式」でまとまっており、エッセンスを吸収したい方に役立ちます。

こちらもAmazonレビューが多数あるので、雰囲気を掴みつつ、購入を検討してみてください。

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。|ランキング形式で、重要ポイントがわかる

文章力の本の、おすすめな読み方をご紹介

ここからは、文章力の本の「おすすめな読み方」を解説します。

僕の実体験から重要だと感じたポイントをまとめます。

1冊あたり、1〜2時間で読む

まずは、スピード重視で読みましょう。

「本は買ったけど、読み終わらなかった…」というパターンを避けるためです。

  • 買っただけで満足してしまう
  • 細かいテクニックにとらわれ、本質を見失う
  • 全てを吸収しようとして、読み終わらない

こういったケースに陥ると、せっかくお金を出して買ったのにもったいないですよね。

できれば、1冊あたり1〜2時間で読んでください。

「でもそれだと、内容が頭に入らないよ…」と不安を感じるかもしれません。そんな方にお伝えしたいのは、次の文章です。

細かい内容は、忘れてOK

細かい内容は、忘れてOKです。

というのも、読んで忘れてしまう部分は、現段階では使えないことを意味しているから。

ちょっと考えてほしいんですが、もし仮に「文章術のコツが100個」あったとして、すべて実践できますか?

たぶん無理ですよね。少なくとも、僕はできません。

忘れずに残る1つが大事

忘れてOKと割り切って読んで、それでも忘れずに残る知識が大事です。

言いかえると、あなたというフィルターを通して、自然に残った知識。

そういえば、良い文章とは完読される文章であると書いてあったなぁ…。よし、じゃあ最後まで読んでもらえるように意識して書いてみよう。

こう思うだけで、前進です。

細かい内容やテクニックは、いったん忘れてOK。忘れずに残るものを大切にしましょう。

真の学びは、2回目に読み返すとき

文章力の本から多くを吸収できるのは、2回目を読むときです。

なぜなら、すでに1回読んでいるので気持ちに余裕がありますし、「2回目を読む=読みたいと感じた状態」なので、自然と吸収力が高まるから。

  • 1回目→スピード重視で読む
  • 2回目→精読する

この方法が、挫折せず、スムーズ。

繰り返し読みたくなる瞬間を待ちましょう。真の学びは、あなたが2回目に読み返すときです。

文章力の本と一緒に、小説を読むべき理由

とりあえず、文章力の本は1冊でOKですが、小説はなるべく読んでおいた方がいいです。

小説を読む必要性とは

文章を書くとき、あなたの内側にある「あいまいな感覚」を言語化する必要があります。そのためには、感性を磨いておく必要があり、まさに小説がピッタリ。

もちろん文章テクニックも大事ですが、普段から「感性を磨く意識」を持っておくことは、文章力アップに欠かせません。感性を無視して、技術だけで文章力をアップさせようとしても、ボロが出ます。

僕が選ぶおすすめ小説5選

好きな小説がある方は、その小説を読んでください。

「普段、小説は読まないから、何を読めばいいかわからない…」という方は、僕の好みで5冊選んだので、参考にどうぞ。

①:風の歌を聴け

「風の歌を聴け」は、村上春樹さんの最初の小説です。

独特の文章表現が好きで、これまで何度も繰り返し読みました。ページ数も多くないので、小説を読んだ経験が少ない方にもおすすめです。

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②:抱影

「抱影」は、北方謙三さんの小説です。

個人的には、タイトルと、登場人物たちのかっこよさに惹かれました。大人たちの「真の純粋さ」が表現された1冊。

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③:マスカレード・ホテル

「マスカレード・ホテル」は、東野圭吾さんの小説。

映画化もされたので、ご存知じゃないですか? 

むかし僕が買ったのは、ハードカバー版でした。表紙デザインと、タイトルに惹かれて、即購入。夜な夜な、自分の部屋で読んでいた日々を思い出します。

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④:水曜の朝、午前三時

「水曜の朝、午前三時」は、僕にとって外せない特別な1冊。

一生のうち、もしあと1冊しか本が読めないとしたら、僕は間違いなくこの小説を繰り返し読みます。

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⑤:こころ

「こころ」の作者は、有名な夏目漱石です。

高校の教科書で読んだかもしれませんね。先日、数年ぶりに読み返してみました。繊細な感情描写は、まさに圧巻です。

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本を読んだら、文章を書こう

本を読み終えたら、文章を書きましょう。

いくら文章術を学んでも、実践しないと上達しません。あせる必要はないので、手を動かして、少しずつ文章力を高めていけば大丈夫です。

  • 日記を書いてみる
  • ブログを書いてみる
  • SNSで発信してみる

何でもいいので、挑戦してみてはいかがですか?

ちなみに僕は、「ブログ」をおすすめしています。別記事でも解説しているので、興味がある方は文章力を鍛えるのにブログってどうなの?【経験談より解説】もどうぞ。

どの本を読めばいいか、もしまだ迷っている方は、20歳の自分に受けさせたい文章講義を選びましょう。文章が苦手な方にも役立つ内容ですし、スラスラ読めます。今すぐ、以下リンクよりどうぞ。

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