「読書のスピードが遅いので、改善したい。勉強したい気持ちはあって本を読み始めるけど、最後まで読めないことも多い」
あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
こんにちは、Tatsuyaです。
読書スピードが遅い。結論、これは慣れの問題です。本は読めば読むほど、スムーズに読めるようになります。しかし、あまり読書習慣がない方は、難しかったりもしますよね。
この記事では、読書が遅いのを改善する方法をご紹介。
それと同時に、後半ではこの問題の「本質論」にも踏み込みます。僕的には、この後半が重要な気がしているので、あわせてご覧ください。
正確に何冊読んだかは覚えていませんが、おそらくこれまで数百冊は読んでいるので、僕自身の読書経験を踏まえつつ解説します。
もくじ
読書スピードが遅いのを改善する方法
まず前半では、具体的な改善方法をお伝えします。こういった問題は、裏ワザ的なコツを探すのではなく、本質に目を向けるべき。シンプルな方法なので、あなたも実践いただけます。
わからない箇所でストップしない
本を読むと、必ずわからない部分に出くわします。その際、なるべくストップしないことが大事。
なぜなら、一回読んだだけで全てを理解することはできないから。読書スピードが遅いのは、ここでストップしてしまうからなんですよね。
- 言葉の細かい意味を調べる
- 漢字を調べる
特に、こういったのがありがち。細部にとらわれすぎず、まずは全体の意味を捉えること。全部を調べ始めるとスピードが上がらず、次第に読むのが億劫になります。その結果、読み終わりません。
調べつつ読むのは、一見すると真面目にも思えますが、ある種の「完璧主義」になっている状態。わからない箇所でストップしないこと。まずは、これを意識して読書に取り組んでみてください。
多読すれば、確実にスピードは上がる
たくさん本を読めば、遅さは勝手に改善されます。理由はシンプルで、慣れるから。こうして文章にすると当たり前なんですが、けっこう忘れがち。
1冊の本を精読すると、数日かかります。しかし、まずざっと読むだけなら、数時間でいける。もちろん本の分量にもよります。ただ、200〜300ページ程度のビジネス書であれば、3時間ぐらいあれば読めるはず。もちろん最初は難しいと思いますが、慣れればそれぐらいの時間で読めます。
このあと、後半で少し解説しますが、僕的には読書のスピードが遅いことが悪いことだとは思っていません。それはそれで、別の価値を持ちます。
ただ、この記事を読んでくださっている方は、「遅さを改善したい」と思っているはずなので、あえてお伝えしています。
多読すればスピードは勝手に上がるので、細部にとらわれすぎず、サクサク読み進めましょう。「全てを理解しなくてOK」の精神で読書すれば、いけます。
読書における真の学びは、2回目に読む時
とはいえ、「でも、わからない部分を飛ばしてしまうと、勉強にならなくない…?」と疑問を感じる方もいらっしゃると思います。おっしゃる意味は、僕もわかります。実は、この問題の解決策は、シンプルです。
あらためて、もう1回読めばいいです。
すでに1回読んでるので、なんとなく雰囲気は把握していますよね? なので、2回目に読む際がスムーズなんです。
読書って、1回だけしか読んじゃダメって決まりはないので、あなたが勉強になる、あるいは勉強したいと思う本は、何度も何度も繰り返し読むべき。すでに1回読み終えているので、気持ち的にも余裕を持って読み進められるはず。
この時、ただ読むのではなく、印をつけて読むと効率的に学べます。読書における真の学びは、2回目に読む時です。
読書スピードが遅いのにも価値がある
後半は、本質論です。先程、少しだけ書きましたが、僕自身は読書スピードが遅いこと自体、悪いことだとは思っていません。
もちろん、スピーディーに読めて、理解も深まるならそれに越したことはないですが、だからと言って、「遅い=ダメ」だとは全く思いません。そのあたりの話を少しだけ掘り下げておきます。
読書が遅いのは、改善する必要があるのか?
そもそも、読書のスピードが遅いのを改善する必要があるんですかね?
遅さにも良い面があります。何か?
スピードを上げると見落としがちな部分に、最初から気づけたりします。
あとから読み返した時に「あれ? こんなこと書いてあったっけ?」と気づくこともありますよね。ようするに、1回目に見落としているか、記憶から抜け落ちているわけです。
どちらにも良し悪しはありますが、別に遅いことを気にしすぎる必要はないと思いますよ。果たして、改善する必要があるのか。この問いから、あらためて考えてみてはいかがですか?
多読は価値を持つが、機械的になるとつまらない
本をたくさん読むことは、価値がある。僕は、心からそう思ってます。
ただし、読書を「単なる情報収集」だと捉えて、機械的になるとつまらないですよ。だって、味わいがないですから。
そもそも、「読書のスピードを上げたい」と思うのは、知識を勉強したいからじゃないですか。で、なぜ勉強したいかというと、知識が増えれば、日常生活が充実する可能性があるからですよね? もしかしたら、収入アップにつながるかもしれない。そういった期待感があるわけです。
つまり、毎日をよりよくしたい。
これには、僕も賛成。でも、読書自体を味わうことなく、機械的にやることが幸せですか?
感性も成熟していかないと思うんです。単に知識を増やすだけなら、スマホ持っておけばいいですよね。わからないことは、その都度、調べればいい。
本の多読は価値があります。とはいえ、味わうことを放棄し、感性を磨くことを拒否した読書に、果たして価値があるのか。僕は、ないと思います。
読書スピードの遅さを改善するのはOKです。その際、「考え方が機械的になってないかな?」と確認しておくのがおすすめです。
まとめ:読書が遅いのは、別に悪くない。無理せず、楽しもう
今回は、読書スピードの改善について解説しました。
大事なのは、わからない箇所でストップしないこと。絶対に調べたい箇所以外は、毎回止まらずサクサク読んでみましょう。読んでいくうちに必ず慣れるので、勝手にスピードは上がっていきます。
あなたの向上心は、素晴らしいと思います。同時に、読書を楽しんでくださいね。無理をしても、続きませんから。機械的になりすぎず、味わいましょう。
機械的にストイックに読書に取り組むより、長い目でみれば楽しんだ人が強いと思いますよ。なかなか読書の集中力が続かなくて困っている方は、読書が続かない3つの理由。集中力が続かない方へ伝えたいこともお役立てください。