「新しい文章力の教室」を要約|最後まで読まれる文章を書く77個のテクニック

この記事では、書籍「新しい文章力の教室」を要約して解説します。

本書はブロガー向けの1冊です。なぜなら「良い文章=完読される文章」と定義されて話が進むから。

ブロガーなら誰しも、書いた文章を最後まで読んでほしいですよね?

前半で内容を要約し、後半で具体的な読み方をご紹介します。

  • 文章力を高めたい
  • 読みやすい文章を書きたい
  • 具体的な方法を教えて

こんなふうに思っている方は、ぜひ参考にしてください。

「新しい文章力の教室」を要約して解説

まずは「新しい文章力の教室」を要約します。

全体の構成

この本は、第1章から第5章まであります。

  • 第1章:書く前に準備する
  • 第2章:読み返して直す
  • 第3章:もっと明快に
  • 第4章:もっとスムーズに
  • 第5章:読んでもらう工夫

各章がさらに細く分かれ、全部で77個のテクニックが紹介されています。学べる項目が多いと改善できるポイントも増えるので、ありがたいですね。

全体像を見たところで、続いて、すぐに実践で使えるポイントを解説します。

書くべき内容を箇条書きする

まず大事なのは、文章を書き始める前に、箇条書きで内容を整理することです。

なぜなら箇条書きすることで、事前に書くべき内容が見えるから。つまり、書きながら迷うことがなくなります。

あなたは、文章を書き始める前に、書くべき内容を把握していますか? 

もし漠然と書き始めているなら、必ず箇条書きで内容を把握してからスタートしてください。

そのとき、文法や漢字は気にしなくてOKです。重要なのは、書き始める前にこれから書くべき内容を把握しておくこと。

ちなみに本記事を書くにあたっても、最初に流れを箇条書きしています。

「新しい文章力の教室」のレビューを書く前に作った箇条書き

間違いなく書きやすくなるので、今日から箇条書きを実践しましょう。

完読のために捨てる

本書を読み、強く同意した箇所があります。それは、「完読のために捨てることも重要」という考え方です。

文章を書いていると、思い入れが深くなる部分があります。「うまく書けた!」と嬉しくなりますよね。

しかし伝えるべき内容との間にズレがあれば、勇気を持って削ってください。完読のために、あえて捨てる必要があります。

思い入れある文章を消すのはツライです。もったいない気持ちになるし、勇気がいります。

でも読みやすい文章を書くのが目的なら、迷わず削ってください。

41ページの一文を引用します。

完読を促すため、また主眼をはっきり打ち出すため、ときには勇気を持って話題を切り捨てなければならないことがあります。捨てる勇気!

引用元:新しい文章力の教室

余計な単語を削る

他にも削るべきポイントが5つ書かれていたので紹介します。

  • 接続詞
  • 重複
  • という
  • 代名詞
  • 修飾語

上記5つを機械的に削るのもありです。でも僕は、「自分の文章を読み返して、引っかかる部分だけを削る」でいいと思います。

真面目な性格の人ほど、「接続詞が出てきたら削らなきゃ」「代名詞だ! 削ろう」とルールに縛られるので、ゆるく考えましょう。

主語と述語の距離を近づける

あと、主語と述語の距離を近くすると読みやすい文章になります。

例えば、以下の文章をご覧ください。

僕は、週末の天気が良かったので、買い物に出かけました。

これでも意味は通じます。自然体で文章を書くと、おそらくあなたもこんなふうに書くはず。

でもここで主語と述語を近づけると、さらに読みやすくなります。

週末の天気が良かったので、僕は買い物に出かけました。

こちらの方が、読みやすくないですか?

主語と述語の距離を近づける。このテクニックは、僕がこの本を読んだときに、最も印象に残った内容です。

「新しい文章力の教室」の効果的な読み方

後半では、「新しい文章力の教室」の効果的な読み方を解説します。

もちろん好きに読んでOKですが、テクニックが77個と多いので、普段から読書慣れしていない方にも無理なく読める方法をご紹介しておきます。

やるべき事は、2つだけなのでカンタンです。

  • ①最初から最後まで一通り読む
  • ②印象に残ったテクニックだけを試す

まずは通しで読みましょう。2〜3時間もあれば、読み切れます。

その上で、印象に残ったテクニックだけを試す。全部で77個もあるので、最初からすべてを完璧に使うことはできません。

それに重要なのは、全テクニックを実践することではなく、「完読される文章」を書くこと。

印象に残ったテクニックを2〜3個使うだけでも、確実に文章力は向上するので、あせらずステップアップしていきましょう。

「完読される文章」を書くためのテクニックが詰まった1冊なので、これからブログを書く人は、読んでおくことをおすすめします。

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