「マイナス思考だからこそのメリットがあれば知りたい」
「マイナス思考は克服した方がいいの?」
という方に向けて、この記事を書きました。
本記事では以下の内容を解説します。
・マイナス思考を無理に克服してもあまりメリットはない話
こんにちは、杉本です。
僕自身、どちらかと言えばマイナス思考な性格で、ひとりで悩んだり、クヨクヨ考えたりすることもよくあります。
みなさんの中でも同じような方も多いのではないでしょうか?
よく、「プラス思考で生きよう!」と言われることがあります。
たしかに前向きに生きれた方が楽しいとは思いますが、とはいえ、個人的にはマイナス思考自体が悪いとは思っていません。
ポジショントークではなく、むしろ、「マイナス思考でよかったなぁ」と思うこともあります。
本記事では、僕が思うマイナス思考のメリットを3つ解説します。
何かしら参考になればうれしいです。
もくじ
マイナス思考の僕が思う、メリット3選

まずは、メリットから書きますね。
ヘンテコな凡ミスが起きにくい
マイナス思考だからこそ、ヘンテコな凡ミスが起きにくいというメリットがあります。
不安を感じると、事前に何度も何度も繰り返し考えたり、確認をしたりするからですね!
マイナス思考とは、どちらかと言えば心配性に近いニュアンスがあります。
例えば、日常生活の些細なことを例にあげると、家の鍵をかけ忘れたり、忘れ物をしたり、このあたりのミスはほとんどありません。
用心深すぎるかも……というほど確認をするからです。
もちろん人間なので厳密に言えばミスは色々とありますが、マイナス思考ゆえ、考える時間が比較的長いこともあり、個人的には少ない方なんじゃないかなぁ、という印象があります。
ヘンテコな凡ミスが起きにくい。
これが1つのメリットです。
最悪の状況を考えるので、それ以上悪くなることはほぼない
マイナス思考の人は、最悪の状況を考える傾向があるので、結果的には、「なーんだ、色々心配したけど、大丈夫だったじゃん!」というパターンが多いです。
すでに最悪のパターンは考えていますし、実際は、想定以上に状況が悪くなることはほとんどないので安心できるわけですね。
僕自身がそうです。
例えば、転職をしたとして、新しい職場で働くことになったケースを考えてみると、当然ながら色々な不安があったり、緊張したりします。
「もしかしたら、パワハラ系の上司がいるかもだし……人間関係はどうだろう?」
「ちゃんと期待に応えられるかな……いきなりミスをして怒られるかも……」
など、悪い想像が膨らみ、歯止めがきかなくなることもあります。
マイナス思考の人は、どんどん考えてしまいますが、フタを開けると「大丈夫だった」というパターンが多いと思います。
なんなら、ガッツリと最悪のパターンを考えておくのも手ですね!
僕が考える最悪のパターンとは、たとえばですが、初日で仕事をクビになること。
なかなか最悪ですが、冷静に考えると命までは取られませんし、なんとかなります。
で、結果的にあとから振り返ると、「大丈夫だったぁ」ということがほとんどです。
とはいえ、考えた最悪の状況が起きる可能性もゼロではないですが、これまでの人生を振り返ると、僕の場合はたぶんゼロかなと。
最悪の状況を考えるので、それ以上悪くなることはほとんどなく、あとは上がっていくだけ。
これもメリットの1つですね。
他人の痛みに共感できる
あくまで個人的にではありますが、マイナス思考の人は、他人の痛みに共感できる人が多いと思っています。
マイナス思考の人は、気が弱かったり、心配性だったり、、、つまり、ある意味で何かに怯えているような状態で、いつも周りを観察しています。
なので、何をキッカケに他人が不安を感じるのかが、敏感にわかったりします。
良く言えば『繊細』なわけですね。
他人の痛みに共感できるので、事前に察知し、誰かを傷つける行動を避けたり、不安を与えたりする頻度が減ります。
他人の痛みに共感できること。
これは、とりわけ大きなメリットの1つです。
マイナス思考を無理に克服してもあまりメリットはない話

前向きに生きられる方が楽しいとは思いますが、無理に「プラス思考になろう!」と力まずに、無理のない範囲で、焦らなくていいと思います。
ちょっとだけ、そんな話をしますね。
無理に性格を捻じ曲げても脆い
「プラス思考になろう!」と、無理に自分の性格を捻じ曲げても、たぶん脆いです。
なぜなら、あくまで表面的な部分を変えたにすぎず、自分を洗脳しているような状態だからですね。
極端な例かもしれませんが、周りから強い人に見られたいがために、なんとなく強そうに見えるファッションに変えたり、あえて強気な発言をしてみたりしても、実際に強くなっているわけではありません。
強そうに見える、、、という状態に過ぎないわけですね。
もちろん、自分の理想とする姿を演じることで、実際の性格が変わっていくこともあるでしょうが、根本的な部分(核となる中身)を放置した状態では、本当の意味で変わったことにはなりませんよね。
短期的な視点ではなく長期的な視点で、なおかつあらゆる方向から考察する必要があるわけです。
繰り返しになりますが、無理に性格を捻じ曲げてもたぶん脆い。
僕はそう思います。
自分らしさが失われる
マイナス思考であることを無理に否定しようとすると、結果的に、自分らしさが失われることにつながります。
先程と同じで、表面的な部分をかえたにすぎないからです。
普段なら、じっくりと物事を悩みながら考えていた人が、急にノリではじけ出したとしたら、善し悪しはいったん横に置いといたとして、本質的ではありませんよね。
マイナス思考も自分の一部です。
自然体で生きる姿勢はとても大事で、そんなありのままの自分を愛することに時間を使った方が無理に性格を変えるより、よほどいいと思います。
もちろん中には「自分らしさを失ってもプラス思考になりたいんだ!」という人もいるかもですし、それ自体は全く否定しませんが、それはそれでまた別の苦しみが出てくるような気がします。
自分らしさを失ってまで変えたいことですか?
一度、自問自答してみてはいかがでしょうか。
世界には色々んな人がいることを理解する
当たり前といえばメチャクチャ当たり前なのですが、改めて、「この世界には色んな人がいるんだ」ということを理解することが大事だったりします。
それは紛れもない事実ですし、どうしても、「マイナス思考はダメだ、プラス思考になろう!」という言葉、考えばかりが先行して、小さな世界の中で生きることになるような気がしています。
普段は忘れがちですし、そもそもあまり考えないかもしれませんが、冷静に考えれば僕らは大きな世界の一部なわけです。
例えばですが、個人的には、小説を読んだり、映画を観たりして、自分の知らない世界に触れてみる方がいいと思います。
スイスイと世界中を旅できれば一番いいのかもですが、なかなか難しいですし。
ポイントとしては、ビジネス書や、自己啓発本などではなく、小説を読んでみることです。
海外の小説なんかもいいかもしれません。
自分の知っている世界は全体のほんの一部だと理解をすることで、マイナス思考が云々とか、「〇〇しなければならない!」とか、そんなツマラナイことばかりに時間を割かなくて済みます。
一度きりの人生です。
どうせなら大切な人達と、かけがえのない時間を過ごせるにこしたことはないですよね?
そのためにも、まずは、世界には色々んな人がいるんだということを理解するよう努めてみてはいかがでしょう。
案外新鮮な経験になるはずですし、プラス思考だろうがマイナス思考だろうが、ぶっちゃけどうでもよくなるかもです。
お互いマイナス思考仲間として、ありのままの自分を愛しつつ、ゆるりと頑張っていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本記事は以上です。
PS.
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