書籍「人を操る禁断の文章術」を解説|相手を思うままに行動させる方法

「人を操る禁断の文章術って、どんな本なの?」

こんな疑問に応える記事を書きました。

本記事では、メンタリストDaiGoさんの著書「人を操る禁断の文章術」を解説します。

  • 文章で相手を動かしたい
  • ブログに活かしたい

あなたがこんなふうに考えているなら、一度は読んでおくべき1冊です。

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書籍「人を操る禁断の文章術」を解説

僕自身、すでに3回ほど読んでいるので、感想を交えながら、特に印象に残った部分をお伝えします。

どんな本なの?

読んで字のごとく、「人に行動してもらうための文章術」が学べる本です。

文中では、

本書は、相手を思うままに行動させたい人のための本です。

引用元:人を操る禁断の文章術

と書かれています。

タイトルの「人を操る」というワードに反発を感じた方へ

もしかすると、

「相手を思うままに操るとか、ずるくない?」

「てか、人を操るとかって、あんまり好きな考え方じゃない」

こんなふうに感じませんでしたか?

正直、最初僕はこう感じました。それによって、しばらく読むことを迷っていたほどです。本の存在は知っていたものの、数ヶ月間、手に取ることはありませんでした。

しかし、事あるごとに色んなブロガーが紹介しているのを目にして、読んでみることにしました。

結論を言えば、「読んでよかった」と思っています。これまで避けてきたのに、なぜ今になってそう言えるのか?

理由は、後ほどお伝えします。

本書の大枠

続いて、本の中身へと話を移しましょう。この本は、以下3つのパートで構成されています。

  • 心を動かす文章に共通する3つの原則
  • 読み手の感情を揺さぶる7つの引き金(トリガー)
  • 読み手の心を自在に操るためにすぐ使える具体的な5つのテクニック

「詳しく全部知りたい」という方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。では解説していきます。

心を動かす文章に共通する3つの原則

  • 原則①:あれこれ書かない
  • 原則②:きれいに書かない
  • 原則③:自分で書かない

本書では、上記3つが原則として書かれています。

今回ここで取り上げるのは、1つ目の原則「あれこれ書かない」です。

というのも実際にブログを書き始めると、「情報をたくさん書かなきゃいけない」「長い文章を書いたほうが読まれそう」といった思惑から、どうしても文章を詰め込む傾向にあります。

もちろん、具体的に詳しく書くことも大事です。

しかし、「詰め込めばOK」とばかりにあれこれ書きすぎると、伝えたいポイントがぼやけて、読者にうまく届きません。加えて、思考の余白も奪ってしまうので、読者の想像力も働かなくなってしまいます。

そうなると、読者は行動を起こしてくれません。ブログで言えば、収益化できないという結果に着地します。

あなたは、あれこれ書きすぎていませんか?

読み手の感情を揺さぶる7つの引き金(トリガー)

全部で7つものトリガーが紹介されていますが、僕は5つ目の「みんな一緒」が印象に残りました。

目新しい内容だったからではありません。むしろ、普段から自分が無意識に使っていると気づいたからです。

これはつまり、「みんなも使ってますよ」と言うことで、相手の感情を揺さぶる方法です。

例えば、すでにブログを持っている方は、WordPress(ワードプレス)を使っていませんか?

僕のこのブログはWordPressですが、なぜ最初にWordPressを選んだのかと言えば、みんなが使っているから。「ブログで稼いでいる人の大半が使っていますよ」なんて言われたら、普通はあらがえません。

多くの人が、

  • 自分だけ取り残されること
  • 自分だけ他の人と違うこと

こういったものを恐れるので、「みんな一緒」のトリガーは有効な手段です。

もちろんウソはいけません。あくまで、読者の感情を揺さぶるための1つの方法だと認識しておきましょう。

読み手の心を自在に操るためにすぐ使える具体的な5つのテクニック

テクニックパートでは、3つ目の「話しかけるように書く」が活用しやすいと思います。

ブログを書いている方ならわかると思いますが、いざ書こうとすると固まってしまって、うまく書けないこともありますよね。

キレイで、読みやすい文章を書けるに越したことはありません。しかし人を行動させる観点から考えると、肩の力を抜いて、「話しかけるように書く」といったアプローチも必要です。

この記事も、あなたの感情を揺さぶるために話しかけるように書いています、、、というか、iPhoneのメモ帳に向かって実際に話しかけて文章にしています。

本書の中では、会話を文章に書き換える実例も紹介されているので、参考になると思いますよ。

避けていた本書を「読んでよかった」と思った理由

前半で、僕がこの本を読むのを数ヶ月避けていたことをお伝えしました。でも結果として、読んで良かったと。最後に、その理由をあなたへシェアしておきます。

「正直、人を操るとかって表現は、あまり好きじゃないなぁ」と思っていました。

ですが、以下の文章を見つけたことで考えが変わりました。本文より引用します。

「それって、相手を騙して、裏をかくってことでしょ」と言う人もいるかもしれませんね。何か悪いことをしているような気分になる方もいるかもしれません。

しかし相手を誘導するには、相手の心に寄り添うことが最も大切なことなのです。

そのために欠かせないのが、相手の人となりや、興味や悩み、家族構成、仕事など、その人を形づくっているあらゆる要素について観察し、学んでいくことです。

引用元:人を操る禁断の文章術

僕は、表面しか見えていなくて、言葉にただ反応していたんだなと気づきました。引用にもあるように、相手の行動を動かすためには、相手の心に寄り添うこと。これなくして、うまくいくことはないと述べられています。

この引用部分を読んだとき、僕は本書を読んで良かったと思いました。

もしあなたも、以前の僕と同じように、「なんとなくズルイ気がする」という印象をお持ちなら、逆に、本書を手に取ってみてください。

書かれている内容の全てに同意する必要もないでしょうし、僕も「ここは考え方が違うな」と思う箇所もあります。しかし、ブログを書くなら学んでおくべき知識が書かれていることもまた事実です。

「読んでみようかな」と思っていただけた方は、以下のリンクから購入して読んでみてください。

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