こんにちは、Tatsuyaです。
今回は「エッセンシャル思考」という本を紹介します。
著者は、グレッグ・マキューンさん。
シリコンバレーのコンサルティング会社CEOで、アップル、グーグル、フェイスブック、ツイッターなどの有名企業にアドバイスを与えている方です。
本書「エッセンシャル思考」は、書店でもけっこう目立つ場所に並べられていたりするので、存在自体は知ってる人も多いかもしれません。
この記事では、書籍「エッセンシャル思考」の基礎知識から、要約&レビュー、こんな人に向いてるよ〜、などの情報をお伝えしていきます。
要約と言っても、順番通りに流れを説明したりはしません。
これまで何回か繰り返し読んできた中で、心に突き刺さった箇所を中心に、僕なりの解釈を交えながら解説します。
詳細さではなく、温度感を感じてください。
この本は、マジで読んで損はない1冊です。
もくじ
エッセンシャル思考について
まずは基礎知識から。
基礎知識
下記のとおりです。
- タイトル:エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする
- 著者:グレッグ・マキューン
- 定価:本体1,600円+税
- 発行所:かんき出版
どんな本なの?
ひとことで言うと、無駄を省いて、本当に大切なことを見極めて生きようという本ですね。
エッセンシャルとは、本質的、絶対必要、みたいな感じで訳されます。
日々忙しく、大量の情報に埋もれて消耗している現代人が読むべき本です。
僕がこの本を購入した理由
家の近くの本屋さんに並んでいたので、存在は知っていました。
僕が購入した理由は、色んなことに挑戦しつつも、どれも中途半端になっていて、「このままじゃダメだなぁ…。」と感じていた時期があるから。
いったん立ち止まって、本質的なことに目を向けてみようと思ったのが購入のキッカケです。
著者の他の書籍について
今回紹介する書籍のあとに、エフォートレス思考という本も出版されています。
こちらもすでに購入して読んでおり、レビュー記事も書きました。
よければあわせてチェックしてみてください。
【書籍】エフォートレス思考の要約&感想【簡単な方法を探そう】
エッセンシャル思考の要約&レビュー【人生を洗練させる】
僕の感情にダイレクトにぶっ刺さってきた3つの箇所をベースに、要約&レビューします。
洗練されたシンプルさを追求せよ
洗練されたシンプルさを追求しよう。
初めて本書を読んだ時、そんなふうに言われてる気がしました。
本文の言葉を引用すると、より少なく、しかしより良く
を目指そうとなります。
要するに、「自分の人生にとって、本当に大切なことって何なのよ?」って話です。
みなさんは、把握してますか?
自分の人生で、本当に大切なことって何ですか?
この問いは、マジで大事かなと。
そして、たぶん多くの人が「そう言われてみれば、何だろう…。」って状態じゃないかなと思います。
削ぎ落とす作業は、自分を知る行為
シンプルに削ぎ落としていく作業は、自分という人間を浮き彫りにします。
例えば部屋の断捨離をイメージしてほしいのですが、どうしても捨てられないも物ってありませんか?
実はそこに、あなたの性格の一部が投影されていたりします。
足していく作業は簡単です。
でも逆に、引くのは難しい。
シンプルさを追求することによって、自分にとって本当に大切なことを見極めるキッカケになります。
絶対的なイエス以外は、ノー
本書で1番印象に残っている言葉です。
以下、本文より引用します。
ある経営者は、ツイッターでこう言った。
「絶対にイエスだと言いきれないなら、それはすなわちノーである」
引用元:エッセンシャル思考
要するに、「イエスの基準を厳しくせよ」ということ。
多くの人は断るのが下手です。
その結果、余計なことに時間が取られてしまいがち。
自分じゃなくてもいい仕事を振られて受けてしまったり、気の進まない飲み会に誘われて断れなかったり。
余談ですが、僕も断るのが下手なタイプです。でも今では、少し変わりました。きっと、イエスを言う基準が厳しくなったんだと思います。
ノーには、勇気がいる
ぶっちゃけ、ノーを伝えるのは勇気がいるんですよ。
なぜなら、なかには魅力的に見えるオファーもあったりするからですね。
僕もありました。「ブログを書くのもいいけど、これからの時代は、YouTubeじゃない?」みたいな心の声が聞こえたことが。
心の奥底で、「たしかにそうだよなぁ。もしかしたら、上手くいくかもしれないし…。」と思ったこともあります。
でも、今はノーだと判断しました。
理由は色々ありますが、シンプルに言えば、僕にとっては絶対的なイエスではなかったからです。
ノーを選ぶのは、勇気がいるんです。
大変なんです。
でも、だからこそ大事なんですよ。
人生はトレードオフ
3つめは、人生はトレードオフであるということを教えてくれます。
つまり、全てを手に入れることはできないということ。
時間は有限だからですね。
「そんなの当たり前じゃね?」と思うかもしれませんが、実際に正面からこの事実に向き合うのは、けっこう勇気がいりますし、決断も難しいです。
本書では、以下の例が紹介されていました。
4つ口のガスコンロ
まずは、4つ口のガスコンロを想像してください。
- 家族
- 友人
- 健康
- 仕事
成功するためには、上記の中から1つ火を消す必要があると言われます。
あなたなら、どれを選びますか?
ちなみに、もっと成功するためには、2つ消す必要があるとも言われます。
難しくないですか?
選べます?
トレードオフとは、つまりそういうことです。
人生において、全ては選べません。
何かを選ぶことは、他の何かを選ばないことを意味します。
4つ口ガスコンロの例は、単なるジョークとして紹介されていますが、人生はトレードオフであるという事実を受け入れる難しさは、なんとなく理解していただけるはず。
ちなみに僕自身は、どの火を消すのか、いまだに答えが出ていません。
本書は、30代以降の人に向いている
この本は、30代以降の人に向いていると思います。
色んな経験を積んできた年齢なので、本当に大切なことを見極めることで、人生の充実度がアップする可能性があるからですね。
現在の僕は34歳ですが、本書の内容に共感する部分も多いです。
30歳をこえていて、「なんかイマイチ、中途半端だよなぁ…。」と感じている人は、ぜひこの本を手にとってみてください。
20代までは、反発が予想される
一方で、10代や20代の人は、本書の内容に反発するかもです。
まだ色々やりたい気持ちが強くて、見極める必要性を感じるのが難しい年齢なのがその理由。
僕も20代だったら、うまく受け入れることができないかもしれないな〜、と思いますね。
たぶん「全部やりたい!」と思うでしょうし、実際に思っていました。
それに、若い時は「とにかく色んなことをやってみる」というスタンスが正しかったり、良さだったりしますもんね。
1つの生き方として、知っておいて損はない
とはいえ、1つの生き方として、エッセンシャル思考を知っておく分には損はありません。
知っておくことで、選択の自由も生まれます。
内容に共感できれば、試してみればいいですし、微妙だなぁと思えば、若さにまかせて突っ走るのもありです。僕もそんな青春の熱さは大好きです。
本書の内容を受け入れる、受け入れないは別として、1つの考え方として、知っておいて損はないですよ。
まとめ:エッセンシャル思考を読もう
今回は「エッセンシャル思考」を紹介しました。
人生は有限です。
なので、本当に大切なことを見つけて生きていきたいですよね。
実現できれば素敵だし、最高です。
そのためのキッカケをくれる1冊になると思います。
本記事を読んで、少しでも興味がわいた方は、ぜひ買って読んでみてください。僕はおすすめします。