日記「まるで新型コロナウイルスなんて存在していないかのような、静かな午後」

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土曜日、22時09分、パソコンに向かってこの日記を書き始めた。

連日、YouTubeやネットニュースで新型コロナウイルスの最新情報をチェックするのが日課になった。今日、東京では100人以上の感染者が確認されたとの報道が出た。ついに3桁に到達した、というインパクトが無いわけではないが、案外冷静に受け止めている自分がいる。これも、あくまで検査数の兼ね合いで出ている感染者数に過ぎず、実際にもっと検査数を増やせば、より多くの人が感染していることは明らかだからだ。もちろん、僕自身も例外ではない。感染の可能性は誰にでもある。つい最近まで耳にしたこともなかった「新型コロナウイルス」というものが、今では世界中で100万人以上が感染するまでに広がっている。「自分は大丈夫」は、今や誰にも当てはまらない。若い人でも重症化するケースも出てきているそうなので、くれぐれも注意していただきたい。

毎日、この日記と向き合いながら、それなりの葛藤がある。

新型コロナウイルスの話題ばかり書いたところで、気持ちは暗くなるし不安にもなる。書いている僕だけではなくて、読む方もそうかもしれない。もしそうだとしたら本当に申し訳ない。だが、「コロナは置いといてとりあえず楽しい話題を」、とはなれない。一応、文章を書く人間の一人としてここに記す内容は慎重には考えているつもりだ。文章で恐怖を煽るつもりは更々ないし、大袈裟に何かを書くつもりもない。なるべくフラットな視点で今の現状や、僕自身の考えなどを発信しているに過ぎない。たしかに僕自身、不安もあるが、先程も述べたように、案外冷静でもある。今よりももう少し事態が進行した前提で考えている。感染者数の報道もそうだが、実際にはもっといるんだ、と考えていれば、報道が出た時も必要以上に慌てなくて済むし、パニックになる可能性も低くなる。緊急事態宣言やロックダウンも同様で、起きることを前提に考えている。たとえ起きた時の具体的な対策が思い浮かばなくても、頭の片隅に「もしかして」の可能性を入れているだけでも、実際にそうなった時の精神状態は大きく違ってくるはずだ。

混乱が続く毎日の中で、支援などの勇気付けられるニュースも入ってくる。アパホテルが新型コロナウイルスの軽症者を全面受け入れの方針であると明らかにしたり、ソフトバンクの孫正義さんが海外の工場からマスク100万枚を調達し、優先度の高い医療機関や介護施設に寄付すると発表したり。今現在、手元のスマホのLINEニュースには、医療従事者151人の感染が判明とある。本文には153人とあるので、どちらが正しいのかは定かではないが、こうした不安の中でも懸命に人命を救おうと奮闘してくださっている人達が居て、本当に頭が下がる。

同時に、自分は何か人の役に立っているんだろうか? と自問自答する。特別、大したことは何も出来ない。家に居ること、そして、毎日こうして何かしら文章で想いを発信すること、それぐらいだ。今は自分の出来ることをやろう。たとえ小さなことでも、何もしないよりはいい。もちろん、くれぐれも混乱は招かないように注意しながら。

最後に。

今日は終日家に居て、ほとんどの時間をパソコンに向かって過ごしていたけど、テレビもなく、ネットニュースも一時的にシャットアウトすると、そこにはとても平和な時間が流れていた。

静かな午後。

まるで新型コロナウイルスなんて存在していないかのような、そんな気分になる。でも、現実は違う。長い戦いになるかもしれないけど、今一度、自分自身の行動に自覚を持って、もちろん最大限用心しながら生きていきたい。

April 4,2020
I stayed home all day.