日記「不安な夜に埼玉県の自宅で即席の立ち飲み居酒屋」

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連日、コロナの話題ばかりで、もちろん最大限注意をする必要はあるけど、少しばかり疲れた。

埼玉県は週末の外出自粛要請が出ている。

スーパーはOKとのことで、マスクをして完全防備で買い物に出掛ける。店内に入る前、入口にある消毒も忘れない。午前中はレジ前が30メートルぐらい長蛇の列で、午後は少し落ち着きを見せていた。皆んな不安な気持ちは同じなんだろう、多くの人達が大量の商品を買い物カゴに入れて並んでいた。この人が密集した状態もかなり危ない。新型コロナウイルスは人類が初めて対峙する相手だから、当然ながら脅威を感じるわけで、その恐怖が人の冷静さを狂わせる。だから買い占めなんかが起こるし、果てはマスクの転売も起こる。皆んながほんの少し冷静になって他人に気を配るだけでも、状態は変わるような気がする。少なくともスーパーの若干狂気じみた光景は見なくて済むはずだ。

医療従事者の方々など今も現場の最前線で懸命に人の命を救うためにたたかってくださっている人達がいる。本当に感謝だ、頭が上がらない。普通に暮らす僕らが食糧がなくなる恐怖に冷静さを欠いてどうすんだ、と苛立ちを覚えることもある。皆んなそれぞれ大切な人がいるんだろうし、自分達の生活を守るために買い占めなんかが起こるんだろうけど、同時に、他人にも大切な人達はいるわけで、そこへの配慮、たとえそれが難しくても最低限、想像することだけは欠いてはいけない、とそう思う。

ずっと、そんなことを考えてばかりだと暗くなるし、必要以上に考えすぎている部分もあるだろうから、こうなりゃ自宅で即席の居酒屋を作ろう! ということで、キッチンでポテトフライをつつきながら缶ビールを飲んだ。

なんだか特別感があって楽しいし、美味しい。

熱したフライパンにオリーブオイルにニンニクを加え、そこにポテトフライを入れて、塩胡椒とカレー粉で味付けるだけ。ピリッとスパイシーな味にはビールが合う。立ちながらというのが、また粋だねぇ、なんて自己満足に浸りながら夜を過ごしている。完全に無くなってしまうと困るけど、必要以上の食材がなくても贅沢は出来る。贅沢とは、物質的な豊かさだけじゃない。精神的な豊かさもある。

冷静さを欠いた不安は必要以上の不安を呼ぶし、その連鎖が続くとどんどん不安になる。今こそ僕ら大人が冷静に振る舞うよう努力すべきだ。別に難しいことをしなきゃいけないわけじゃない。不安な人がいたら「大丈夫だよ」と言ってあげるとか、あえて笑顔で過ごすことを意識してみるとか、そんなことでいい。それだけで世界は少し良い方向に変わる。そんなことを即席の立ち飲み居酒屋で考えてみるのでした。おしまい。

March 28,2020
Cool tonight.