こんにちは、Tatsuyaです。
今回は、書籍「20歳の自分に受けさせたい文章講義」をご紹介します。
「文章を書くのが苦手」
「普通に話せるのに、文章を書こうとすると固まってしまう」
あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
本書は、こういった「文章に関する悩み」を解決に導いてくれます。
著者は、古賀史健さん。シリーズ世界累計500万部を突破した「嫌われる勇気」をはじめ、多くのヒット作を手がけている方です。
僕自身、有名なブロガーさんがおすすめしてるのを見て、「そんなに凄い本なのかな?」と興味を惹かれて買いました。
小手先の文章テクニックが書かれた本ではなく、「なぜ、僕らは話せるのに書けないのか?」といった本質的な部分から解説されています。本書を読むことで、これから先、長く役立つ文章力が身につくはず。
簡単に要約とレビューを行いますので、ぜひ最後までお付き合いください。間違いなく、読んで損はない1冊です。
もくじ
20歳の自分に受けさせたい文章講義とは?
最初に、基本情報をまとめておきますね。
- タイトル:20歳の自分に受けさせたい文章講義
- 著者:古賀史健
- 定価:本体840円+税
- 発行所:株式会社星海社
なお、本書の構成は、以下のようになっています。
- ガイダンス
- 第1講 リズム
- 第2講 構成
- 第3講 読者
- 第4講 編集
5分で要点を伝えるので、サクサク進んでいきます。
本書を読むべき人とは?
文章を書くのが苦手な方です。
なぜ文章を書こうとすると書けないのか? この根本的な疑問から説明してくれるので、とにかく理解しやすい。「あぁ、なるほど。だから書けないのか!」と腑に落ちます。
「普通に話せるのに、文章を書こうとすると固まってしまう…」と悩んでいる方は、必ず読んでください。
20歳の自分に受けさせたい文章講義の要約&レビュー
では、本題へと入っていきます。
僕が本書を読んで、特に印象に残った3つのポイントに絞って解説しますね。
その①:なぜ文章が書けなくなるのか?
最初に語られるのは、僕らが文章をうまく書けない理由についてです。
よくよく考えると、不思議じゃないですか? なぜ僕らは話せるのに、いざ文章を書こうとすると固まってしまうのか。
その理由は、「書こうとしている内容が、自分で思ってるより曖昧だから」とのこと。
頭の中には、いろんな思いが駆けめぐっているけど、それは目に見えるとは限らないし、言葉であるとも限らないわけです。「うーん、なんとなく〇〇な感じ」みたいに、ぼんやりしていることも多い。僕らは、そんな曖昧なものを文章にしようとしているので、それは難しくて当然だということ。
本の中では、ぐるぐる
と表現されています。ようするに、自分では書きたいことがわかっているつもりでも、実は曖昧な部分が多いわけですね。
まず最初に、この事実を認識させられます。僕はこの部分を読んだ時、「なるほど。たしかにそうだな」と納得しました。
その②:文章のリズムについて
文章は、リズムが大事です。
なぜなら、文章のリズムが悪いと読みにくいから。シンプルな理由ですよね?
リズムが悪いと引っかかるし、違和感が残ります。ここまでは、問題ないはず。
では、1つ質問させてください。
文章のリズムとは、具体的に何で決まるのでしょうか?
本書では、文章のリズムは、論理展開によって決まる
と書かれています。
別の言い方をすると、「文章の流れが支離滅裂でなければ、リズムが良い文章として感じる」ということ。
会話であれば、表情や声色、身振り手振りなどが使えるので少しぐらい論理展開がおかしくても相手に伝わります。しかし、文章だとそうはいきませんよね。
つまり、文章は論理展開が重要であり、辻褄が合わない支離滅裂な文章にならないように気を配る必要がある、と教えてくれます。
その③:読者をイメージして書くことの重要性
文章を書く時は、読者をイメージすることが大切です。おそらくこの意見については、あなたも同意していただけるはず。
ですが、自分の胸に手を当てて、よーく考えてみてください。
あなたは文章を書く時、本当に読者の姿をイメージして書いていますか?
実はほとんどの場合、ただなんとなく文章を書いているだけだったりします。
正直に告白すると、こうして日頃からブログを書いている僕でさえも、読者のことが頭から抜け落ち、「ただ文章を書いている」という状態になったりします。
本書では、
- ①10年前の自分
- ②特定のあの人
この両方に向けて書くパターンが解説されています。
10年前の自分に語りかけるように書く。あるいは、特定のあの人に伝えるように書く。読者像を絞って、たった1人に向けて書くこと。
文章を書くのに慣れていないと、多くの人に向けて書こうとしてしまいます。より多くの人に届いて欲しいので、当然と言えば当然ですよね。この気持ちは、僕にもわかります。
しかし、たくさんの人に向けて書いた文章は、誰にも届かないことが多いんです。なぜなら、読者像がぼやけているから。結果、誰にも刺さらない文章が完成してしまう。
でも10年前の自分に向けて書けば、今この瞬間も、過去の自分と同じような人が居るので、その人には届きますよね。文章を書くのが苦手な方は、このあたりのテクニックを知らなかったりするので、本書を読んでおくと勉強になりますよ。
補足情報:まとめページの存在がありがたい
本書は、各講の終わりに要点をまとめたページがあります。これがありがたい。
なぜなら、そのページさえ見れば重要なポイントが整理されているから。
本書を一通り読んだら、まとめページを見るだけで内容の復習もできます。もし途中で、「あれ、これどういう意味だっけ…?」と思ったら、ページをめくって確認すればOK。こういった、まとめがあるのとないのとでは、繰り返し勉強する際のスムーズさが変わりますね。
まとめ:「20歳の自分に受けさせたい文章講義」を読んで、書けないを卒業しよう
今回は、20歳の自分に受けさせたい文章講義を紹介しました。
いかがでしたか?
文章が書けなくて悩んでいる方は、まず本書を手に取ってみてください。読み終える頃には、文章を書くことへの意識が変わり、ワクワク感を感じているはず。
小手先の文章テクニックだけに頼らず、なぜ書けないのか、どうすれば書けるようになるのか。こういった土台から理解を深めましょう。最初に足元さえ固まれば、安定して文章力を高めていけます。
本書の2022年11月15日時点のAmazonカスタマーレビューは、以下のとおりです。

Amazonページにレビューも多数あるので、ぜひチェックしてみてください。それにしても、星5つと星4つを合わせると、84%は強いですね。評価の高さがうかがえます。
今回は、僕が印象に残った3つのポイントに絞って解説しました。もちろん言うまでもなく、他にも有益な知識がたくさん詰まっています。
文章を書くことをギタリストになぞらえて説明したり、細部を描くことの重要性に触れたり。詳しくは、本書をご覧ください。
これから文章力をアップさせていきたい方は、ぜひ購入することをおすすめします。この本に書かれている内容は、読んでおいて損はありません。数多くのブロガーが推していますが、僕も同意見です。今すぐ以下リンクより注文して、学んでみてください。