雨宿りしながら「雨が降る理由」について

昨夜、24時前に東京に戻ってきた。結局、新幹線に乗る前にブログを書いて、乗った途端、強烈な眠気に襲われ寝落ちた。不思議なもので、また新横浜駅の周辺で目を覚ました。目覚めるタイミングはいつもだいたい同じ場所。新横浜に何かあるのだろうか。

今は新宿で雨宿りをしながらこの文章を書いている。小雨なので歩けなくもないが、案外粒が大きい。コートは弟に貰った高いやつだし、靴も無印で買ったばかりの真っ白なスリッポンだし、どうしても「汚したくない」という意識が働いて、なかなか外に出れないでいる。早く止まないだろうか。ちなみに今は文具屋の前に居る。新しい日記帳を買いに来たのだ。これが6冊目。もうすぐ、毎日書き始めて4年が経つ。大人になると「一年なんてあっという間」と、よく聞く。たしかに。でも、僕は同時に滅茶苦茶長くも感じている。毎日毎日、日々の出来事を書いているから記憶の断片として脳内に蓄積されている総量が少しだけ人より多いのかもしれない。

たった今、文具屋の前で二人の女性が大きな声を上げた。思わずギクリ! とする。どうやら数年ぶりに偶然再会したらしい。まるで子供のように大はしゃぎしている。僕の隣に立つカップルの男性が「そんなことある?」と隣の彼女に囁く。優しく微笑む彼女。なんかいいなこういうの、と僕。雨の新宿。平日の午後にデートしているカップルもいれば、偶然の再会を果たし大はしゃぎのご婦人方もいるし、そんな一部始終を目撃しながらも素知らぬ顔でスマホに向かって文章を書いている男もいる。何だか良いものを見たような気がする。雨宿りのおかげだ。もしかすると、雨の日は立ち止まるためにあるのかもしれないな、なんて。