東京の次にせめる場所

朝、通勤ラッシュとは反対方向の電車に乗って八王子に行ってきた。大阪出身のぼくにとっては大阪の地名である「天王寺」という響きの方がすんなり入ってくるのだが、今回は天王寺ではない。八王子である。

クリスマスイブ感を感じない電車に揺られて1時間ほど。今回、八王子に足を運んだ理由はズバリ物件探し。つまり引越しを検討しているというわけだ。正直に言えば、八王子に特別思い入れがあるわけではない。数年前、終電で寝過ごして深夜の八王子で途方に暮れた記憶があるぐらいで、今日足を運んでみるまであまり街の様子も覚えていなかった。なのに「なぜ八王子に?」と思う人もいるかもしれない。告白しよう。家賃やら諸々の条件(2階以上、ウォシュレット付き、etc)をネットに入れて検索すると、その大部分が八王子周辺に集中していたのだ。家賃は6万円を上限として考えていて、もちろん共益費も込み。理想の部屋像に引っ張られると確実に家賃が上がる。「まあ、でも6万円を少し超えるぐらいなら良いんじゃない?」と思わなくもないが、結果的には毎月の生活を圧迫することになるので、この辺はシビアにいく。理想を言えば5万円前後だが、そうなるとかなり厳しい。無理をしてはいけない。そう自分に言い聞かせる。理想の部屋を作るのはもっと先、きちんと書くことで食べていけるようになってからでいい。

八王子に着いてからは、まず腹ごしらえ。久しぶりに富士そばへ行った。駅前は想像以上に栄えていて、「むしろ、八王子駅界隈で何でも揃うな」と思った。本当に栄えている。さすが東京!家具を揃えるニトリもあるし、個人的に好きな無印良品もある。朝食後、不動産屋へ直行。元々、めぼしい物件を4つほどチェックしていたのだが、内3件はすでに契約済らしく、残りの1物件と、店長さんとの擦り合わせで見つけた2物件、トータル3物件の内見を行うことにした。

1つ目は京王線沿いにあるマンションだった。写真を見て勝手にハードルを上げすぎていたこともあり、実物を見た時は正直「あれ?」って感じだった。周辺の環境も「んー」という感じで、結論「んー」だった。ただ、驚いたのは廊下から富士山が見えたこと。東京からも富士山が見えるのである。だが、その点を加味して考えても微妙だった。2つ目は西八王子という八王子のひとつ隣の駅から近いマンション。こちらは綺麗で、おまけに中も広い。悠々自適、快適に暮らせそうではあったが、日当たりが微妙だった。おまけに家賃が6万円をこえる。クソー!インターネットが無料という熱いポイントがあったが、直感的に「微妙だ」と感じてしまったので迷ったけれど最終的には却下。新宿までの定期代も含めて計算するとかなり危険だ。最後、3つ目。これは駅で言えば高尾という場所で、すぐ近くは山。目と鼻の先である。ここまで来ると、もはや東京感は無い。だが、街は長閑で住みやすそうだった。おまけに3つ目の物件には熱い熱いキャンペーンがあり、初期費用が超絶安い。聞いてビックリする金額である。が、内見をして辞めた。結果的に3つ全て撃沈である。

新宿方面への帰り道、電車の中で色々と考えて、今後の方向性が定まった。「よし!埼玉で家を探そう!」と。あるいは今の年季の入ったアパートの契約を更新して、まだしばらくの間ステイである。ただし、現在のアパートはネズーとの終わりなき戦いが、かれこれ数ヶ月続いているし、恐らく今後も続くだろう。まるで終わる気配がない。おまけに、冬である今はいいが夏になると黒い悪魔がやって来る。なので、なるべく引越したい。だが東京にはなかなか条件に合う物件がない。なもんで「埼玉」を攻める。埼玉だ、埼玉。待ってろ埼玉!サヨナラ東京!グッバイ、東京!(まだ未定だけど)