時間をかける

昨夜ブログを書き終えた後に、脚本の執筆に取り掛かった。24時まで。3時間程。パソコンに向かって文字を打つ。先日まで大急ぎで書き進めていた脚本を最初から修正し始めた。「修正」といってもほぼゼロから書いているに等しい。「完成させなきゃ」「売れなきゃ」という焦り、想いは一度脇によけて、じっくりと物語に向き合ってみることにした。少しばかり進んだ先には「白紙のページ」が待ち構えている。怖くないと言えば嘘になる。だが捉え方を変えれば無限の可能性が広がっている。あとはどのように向き合いどのように書き進められるか。そしてその執筆のプロセスを楽しめるかどうか。その辺りが大切な気がしている。

昨日は3ページ程書いた。「初稿」を書いている段階なのでもっとペースを上げてある程度一気に書いてしまう方法もある。これまでの僕はたぶんそのタイプで「どうせ修正するんだからとりあえず…」という考えが強かった。別にその考えは間違っていないと思うし、どれだけ「初稿」がよく書けていたとしても修正は絶対に行う。このブログとは違って一筆書きなんてことはあり得ない。よくありがちなのが「初稿が完成しない」ということでこれは悲劇。なのでスピードを重視して一気に書いてしまうというのはある程度理にかなっている。

が、今回はアプローチを変えてみる。初稿もゆっくり丁寧に書く。時間がかかってもいい。物語の世界観を掘り下げることに時間を使う。これは本当に時間がかかるし正解はない。加えて掘り下げようと思えばどこまででも掘り下げることが出来る。ある意味では、終わりはない。昨日も書いている最中に曖昧な点がいくつも出てきた。これまでは焦って設定をさっさと決めてしまったり、フワッと進めてしまうこともあったが、今回は時間をかけてあまり力まず向き合ってみることにした。なのでただパソコンの点滅するカーソルを見つめながら時間をやり過ごすこともある。たぶんそれも無駄じゃない。無意識の領域で物語のエッセンスが自分に染み込んでいる。そう信じたい。

しばらく時間がかかりそうだ。進捗であったり、脚本を書く上での発見や学びなどがあればその都度ブログに書くことにする。楽しみながら真剣に格闘する。その戦いを文字としてここに残す。いつかこのブログを誰かが見つけて勇気を与えることができたらいいなと思う。今はまだ自分のことだけで精一杯だけれど。ありとあらゆる本質的な問いを自分に向けて投げて、考え、悩み、葛藤することにする。自分が本当に「これは好きだ」と思える物語を書けたら、それは他の人の心も打てる。そう信じることにする。お互い生きましょう。