日記「カナディアンクラブと日曜日の夜を」

埼玉県へと引越しをした時に一本ウイスキーを買った。2年間という時間をかけて大事に一本を飲もうと考えたのだ。2年間というのは賃貸マンションの次回契約更新までの期間。2年後に今よりもう少し成長しているようにという願いを込めるのと同時に、時間は有限である、ということを忘れないようにあえて時間を意識しながら過ごせるアイテムが欲しかった。考えた結果、それがウイスキーだった。たまには孤独に酔いたい夜もあるし、根がロマンチストだからかウイスキーという大人な飲み物と共に過ごす時間も悪くないと思ったのだ。だが人生というものはつくづく予想しないことが起きる。当初予定していた2年間で1本飲むという計画が大幅に狂った。なんならもうなくなる寸前。1ヶ月という短期間で1本を空けそうになっている。

ということで新たに1本、カナディアンクラブを購入した。一旦、最初に購入したデュワーズはしばらくの間封印してカナディアンクラブを飲むことにする。危ない危ない。もう少しで完全に飲みきるところだった。平日は基本的に飲むことはほとんどなくて週末なんかに映画を観ながらチビチビと飲んだり、過去の記憶や出来事を振りかえりながら飲んだりする。我ながら贅沢な時間だなと思う。ほんのり酔いながら考え事をするのが好きなのだ。お酒自体は正直まったく強くないけど自分の楽しめる範囲で時々飲むのはいい。昔は調子に乗って正体不明になるまで飲んだりしたこともあるし実際に正体不明になって友達に迷惑をかけたこともある。酔っ払ってワイワイとはしゃぐことも嫌いじゃないけど年齢のせいだろうか、ゆっくりと飲むのが好きになってきた。心地よいし、それが僕にとってのささやかな贅沢でもある。性に合っている、なんて偉そうに言えるほど大人ではないけれどきっとそういうことなのだと思う。

このブログを書いている今は日曜日の23時01分。あと1時間で今日が終わる。書き上げた後はまた少しカナディアンクラブを飲もうかなと思っている。チョコレートでも食べながら。それにしても有意義な休日だ。生きているってのは素晴らしい。ついさっき、ふと中学校の同級生を思い出した。元気にしているかな? 元気だといいな。中学時代の思い出でも振り返りながら一杯やることにしよう。ではでは皆さんも素敵な休日を。