日記「ぼくが毎日書く日記について」

コーヒーを飲みながら日記を書き始めた。23時頃だろうか。夜になって少し冷えてきた。明日は雨が降るらしい。なんだか最近少しばかりだれているなと感じて、日記を書き始める前に1時間みっちり英語を勉強した。下手は下手なりに声に出して音読する。おかげで身体もあったまり目が覚めた。ぼんやりと眠いような夜の時間を過ごすことが増えた。いけない、いけない。お前は何のために上京したんだと改めて基本的な問いへと戻る。日常生活の起点は常に今で、どうしても初心を忘れがちになる。明日に備えて寝よう、そう思う夜には自分に問い直してみる必要がある。お前が備えようとしている明日に何があるんだ? 情熱を注げる対象なのか、と。生活のためのバイトじゃないのか? 勿論、バイトなら手を抜いていいということではなくて、疲れは簡単に自分に言い訳を許してしまうので、自分で自分を律する必要があるということ。時にはダラダラと過ごすのもいいだろうし、ぼく自身結構ゆっくりする時間も好きで、なんなら意識的にゆったりとした時間を取るようにしていたりもする。だが、根っこを忘れちゃいけないね。

この日記を書き終えた後は自分の日記を書いて、脚本を書いて、映画を一本観る。寝落ちちゃ駄目だぞ、と自分に言い聞かせる。あえて今日はこの日記で宣言しておく。絶対に寝落ちない。やるぞ、しっかりと。

ここまで書き進めて手が止まった。毎日のことなので気楽に良い意味で適当に書けばいいんだろうけれど、変に真面目に考えてしまう。性格かもしれない。まぁでも、ちょっぴりリアル感は出てると思う。日記の中で綺麗事を書くことほどつまらないことはないし、読み返した時にぼくもつまらないはずだ。とはいえ、赤裸々に書こうとすると、「なぁ、それホントに書くつもり?」ともうひとりのぼくがそっと耳打ちしてくる。「そんなたいしたことじゃないでしょ?」「ホントにそう思う?」「思うよ。自意識過剰じゃあるまいし」「そうかな」、てな感じ。芸能人でもあるまいし、ぼくがこのブログに何かを書いたとて今すぐ何か大きなことがことが起こるわけではないけれど、自分なりに考えて、時に迷って、なるべく自分を納得させながら書いている。周りにとってはそれほど重要じゃないことでも、自分が重要だと感じることに関してはなるべくきちんと考えるようにしている。そこが疎かになるとあらゆることに手を抜き始めるし、結果的に面倒になってきて楽しくなくなる。ことこの日記に関して言えば、ごくごく近しい人は読んでくれているかもしれないが、世間的には存在しないも等しい。悲観的になっているわけでも、愚痴っているわけでもない。そういうものだ。もしかしたら、いつかは本当に多くの人に読んでもらえるかもしれないけれど、今は細々と。だから、せめて読んでくれている人に対してはなるべく誠実でありたい。ぼくなりの誠実。ぼく自身がこの日記を楽しむということ。ひとりの人間が迷い、悩んで、時にうかれ、また時に幸せを感じる様を、なるべく飾らずに自分の言葉で残していけたら。難しいね、色々と、生きるということは。たまに、なんで毎日長めの文章を書いてんだろ、なんて思うこともある。SNS全盛の時代に、もっと短い文章でいいんじゃないの? ダラダラ文章を書くより人の目をひくような綺麗な写真をのせたら? と。これも先程と同じくもうひとりの自分が耳打ちをしてくる。確かに・・・と一瞬思うこともあるけれど、すぐに思い直す。ぼくがやりたいのはこれなんだと。長めの文章を書く日記をやりたいんだと。どんな人生になるかは皆目見当がつかないし、自分自身どう生きて行きたいのか迷い続けているけど、ぼくのことを誰も知らない時から、ずっとこうして書き続けることに意味がある。そう信じている。