不倫のニュースに対して

連日諸用であっちに行ったり、こっちに行ったり。今日は午後から秋葉原に行き、用事を終えた後は錦糸町に向かって歩いた。途中、浅草橋と両国を通過する。過去、かれこれ100回以上は歩いた道である。

今日の東京はメチャクチャ風が強くて、おまけに寒い。無事に錦糸町に着いたので、オシャレにカフェで作業でもするか、とスターバックスでコーヒーを買ったものの、まさかの満席で座れない事態に陥った。しばらく周囲をブラブラしながら店内の様子を窺ったのだが、一向に席が空く気配はなく、仕方がないので風を凌げる建物内のベンチに座ってブログを書き始めた。ちなみについ先程、手がかじかんでいたのでスマホを地面に落としてしまい、ぼくの後ろに座っているオジさんを驚かせてしまった。申し訳ないです、オジさん。

数時間前、昼食を食べに入ったお店のテレビで芸能人同士の不倫が報じられていた。ぼくの家にはテレビがないし、普段あまりネットニュースも見ないので詳しい内容、経緯はよく知らないんだけれど、最初に報道が出てから結構時間が経っているような気がする。なのに、未だにお昼の情報番組でガッツリ時間を割いて放送している。この手の話になると決まって、「不倫は当事者同士の問題」「不倫のニュースを流すなら、もっと他に流すニュースがあるはずだ」という意見が出てくる。たしかに、ぼくも基本的にはそう思う。ただ、有名人の不倫に好奇心が湧く気持ちもわからなくもないし、番組サイドとしてはスポンサーが入っているから視聴率を無視するわけにもいかないんだと思う。この辺は各々、それぞれの立場と事情ってものがあるので、一概に、こうだ、と決め付けるのは極めて難しい。理想論を口にするのは簡単だけど、「じゃあ、どうやって視聴率を確保するんですか?」という質問にスポンサーを納得させる形で答えを出さなくてはならない。綺麗事や理想論だけでは根本的な解決にはならない。ぼくは、テレビマンは頭の回転が早く、優秀な人が多いと思っている。ほんの少しの間だったけれど、ADを経験した時にそれは強く感じた。そんなことは番組を作っているテレビマンも把握しているはずだし、きっと葛藤もあるはずだ。

不倫に話を戻すと、ぼく自身は、不倫は本人がよければ別にいいんじゃないの、と思っている。もしかすると怒る人もいるかもしれないけれど、不倫を正当化しているつもりはない。あくまで、ぼくの立場で言えばそう思うということに過ぎない。正直、皆んな各々事情があるんだと思う。100組の不倫している男女が居れば、100通りの事情がある。仮に一見同じように見える理由も、細かく紐解いていけば、本質的にはそれぞれ必ず違う。単純にセックスがしたいといった動物的な理由もあれば、やむを得ぬ事情があって精神的に相手を求めた可能性もあるはずだ。これは例を挙げ出すとキリがないし、無数のパターンがある。あなたが思う不倫とぼくが思う不倫もきっと違う。勿論、それは別に不倫だけに限らない。全ての事情を把握することは不可能だし、一括りに「不倫」とするのも何だか微妙な気がする。だから、不倫は絶対にダメだ!という理由がぼくにはない。でも、「不倫」と聞くだけで怒る人もいるし、中には怒るだけじゃなく声高に不倫した人を叩く人もいる。ぶっちゃけ、自分に関係することならまだしも、ぼくは人様の不倫にそこまで怒る理由はよくわからないが、とはいえ、その人にはその人なりの事情があるのかもしれないし、それに対して否定もしない。正義感が強いのかもしれないし、過去に何かあったのかもしれない。ただ、基本的には絶対的な正義も絶対的な悪もこの世に存在しない。なんの疑いもなく「自分の意見は絶対に正しい!」と思い込んでいると結構危ない。この点は、ぼくもなるべく気をつけているつもりだ。「不倫」というワードの裏には各々の事情がある、という事実を完全にすっ飛ばして想像力ゼロ状態で「絶対に〇〇だ!!」と自分の主張だけを述べるのは、うーん、と思う。何度も言うが、勿論、それも否定しない。その人にはその人の事情がある。難しいね、ホント。