この台詞はベストなのか?


脚本が大詰めを迎えている。

リアルにそろそろ完成させたいが、まだ修正が必要な箇所が残っている。

冒頭の一文で、『大詰め』と表現したが訂正する。

『後半戦』だ。

限りなく終盤に近い後半戦である。

昨夜も気付けば深夜3時半。

「少しは仮眠しなきゃヤバイよなぁ」と思い、横になってもなかなか寝付けず、脚本の内容と、ここ数日間の執筆を振り返っていた。

物語の構成は固まっているので、主に直しているのはセリフだ。

これが手強い。

上手く書けないし、何とか書けてもリアリティが欠如していたり、気持ち悪かったり……

でも、次第に手応えは感じてきた。

徹底的に自問している。

「この台詞はベストなのか?」

と。

執筆開始から1年9ヶ月。

これまで、初稿から一貫して残してきた台詞も一部カットしたり、書き直したりした。

どこまで自分の書いたものに厳しくなれるか。

それを試されている気がしている。

正直、焦りもあるし、「もう完成にしても良いんゃないか?」と思うこともあるが、脚本の善し悪しは自分でわかる。

自分の文章で、

自分の心をうつ。

その段階まで磨いて磨いて磨きまくる。

客観的な意見、周囲の方々の意見、感想が重要なのは理解しているつもりだが、最後は自分。

自分だ。

どれだけ思い入れがある台詞であっても、微かに疑問がわけば書き直す。

唯一無二の正解がないからこそ楽しく、ゆえに苦しい。

あと数日。

キチンともがくことにする。