【RooM研究会】灯台下暗し的感覚

出口が存在しない部屋『RooM』

2種類の「かくれんぼ」と混沌への入口


前回、投稿した記事の最後に、「複雑さの中ではなく、シンプルさの中にこそ混沌を見出す必要性がある」と書いた。

この部分について少し掘り下げてみようと思う。

 

次の2つの「かくれんぼ」を想像してほしい。(あなたは鬼の設定)

  1. 隠れる範囲は東京全域どこでもOK
  2. 隠れる範囲は国会議事堂の中だけ

要するに規模の問題でもあるのだが、1のルールで対象者を見つけられない場合、鬼であるあなたはどう感じるだろうか?

ある意味、「当然だ」とは思わないだろうか?

考えてもみてほしい。

なぜなら隠れることが可能な範囲は東京全域なのだ。

家もあれば、学校、無数の商業施設、乱立するビル群、公園など、捜索範囲が膨大すぎる。

仮に対象者が隠れず、街中を堂々と歩いていたとしても、あなたと出くわす確率は限りなく低いのではないだろうか。

数ヶ月、いや、数年出会わないかもしれないし、もしくは永遠に出会わないかもしれない。

 

だが、2のルールならどうだろう?

国会議事堂のように空間が限られている場合、鬼であるあなたは「必ず対象者を見つけることが出来る」と思うのではないだろうか?

通常、友達とかくれんぼをする際もこちらのルールだと思う。

だがもし仮に、対象者を見つけられなかったとしたら?

空間が限定的であるにも関わらず……

そこに何かしら「妙な存在」を感じるかもしれない。

「灯台下暗し」的なあの感覚である。

 

僕は、ここが混沌へと通じる「入口」であると確信している。

 

 

RooM研究会代表/ストーリーテラー

杉本 達哉(Twitter:@Sugimoto_2017)

(備考:2018年8月7日01:54の投稿記事をリライトしたものです)

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