【30分小説】(仮)After the party 執筆17日目 連鎖の中で誰かが傷つき、誰かの感情が爆発する。

30分小説 コンセプト


過去に舞台の戯曲を2度手がけ、普段はオリジナルの映画脚本を執筆する杉本が130分のみを使って、初の「小説」に挑戦する。

目標/書き上げた後の流れ


書き上げた物語を推敲し、最終的に出版する。

 

  • タイトル:(仮)After the party
  • ジャンル:群像劇
  • 内容:未定(書きながら考える)

 

執筆16日目
(執筆日時:201810月16日 05:35~06:05 投稿日:10月16日)

 

南沢は自室で目を閉じていた。

もうすぐ朝がくる。

何も驚くことじゃない。

気配でわかる。

ここ数年、完全に昼夜逆転の生活を送っている。

別に夜勤をしているわけでもないし、キャバクラに入り浸っているわけでもない。

そもそも女は苦手だ。

朝の清々しさにうんざりする。

言葉にするとこれほどシンプルな感情にここ数年ずっと支配されているのだ。

いや、単に夜が居心地が良いし、それに何より、魅惑的だ。

人の欲望がいたるところに渦巻き、誰かが傷つき、見知らぬ場所でまた誰かの感情が爆発する。

止まることのないその連鎖が今日も東京の街のどこかで繰り広げられている。

昨日も、今日だってそう、もちろん明日も。

一見するとわからない闇。

それを抱えた街に根ずく魔物の存在の息遣いが南沢の鼓動を少し早める。

 

薄眼をあけ、時計を見る南沢。

時刻は朝の6時を少し回ったところだ。

相変わらず田本からの連絡はない。

「After the party」が書けない。

どうせそんな単純な理由に決まってる。

そもそも南沢にとって締め切りなんてあってないようなものだ。

むしろ窮地の、あのどうしようもない八方塞がりの中、それでも何かを終わらせないといけない緊張感は生きてる実感を与えてくれる。

 

~本日はここまで~

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