【30分小説】(仮)After the party 執筆11日目 着陸直前の機内と大学の記憶

30分小説 コンセプト


過去に舞台の戯曲を2度手がけ、普段はオリジナルの映画脚本を執筆する杉本が130分のみを使って、初の「小説」に挑戦する。

目標/書き上げた後の流れ


書き上げた物語を推敲し、最終的に出版する。

 

  • タイトル:(仮)After the party
  • ジャンル:未定
  • 内容:未定(書きながら考える)

 

執筆11日目
(執筆日時:20181007日 09:20~09:50 投稿日:10月07日)

 

どんな顔をして会えば良いのか。

気がつくと答えの出ないその問いばかり反芻している。

もう8年。

陳腐でありきたりな表現かもしれないけれど、大学時代の思い出は全く色あせていない。

むしろ、時間の経過とともにその輝きを増している。

この表現もありきたり?

と、マリエは自分に問いかけてみる。

きっと嬉しいんだ。

マリエはそう思った。

日本でまた彼に会える。

その喜びを隠し、凛としたどこか涼しげな女性を演出しようとすればするほど、笑ってしまう。

わかってる。

落ち着きがないし、大人気ないこともしっかりと自覚はしている。

子供のように感情はそのままダイレクトで表情に出るし、楽しくなければうまく笑うことだって出来ない。

そのことで幼い頃からどこか疎外感を感じていたし周りの友達とも馴染めなかった。

けれど、大学の4年の夏。

唐突にやってきた彼との遅すぎる出会いがマリエの全てを一変させた。

別に器用じゃなくて良いし、うまく笑えなくったって不安じゃない。

だって、彼は私を楽しませてくれるから。

気がつくとさっきまで隣で爆睡していた女性が、訝しい目でこっちを見ている。

また一人でニヤけてたのかな…?

まあ、良い。そんなことより大事なことがあるんだから。

ゆっくりと下降しはじめた機内にベルト着用のアナウンスが流れた。

 

 

~本日はここまで~

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