【禁煙のススメ】たばこをやめられない方へ。あえて死に急ぐ必要はない。

 

「あえて死に急ぐ必要はない」

 

僕が喫煙者の方々にもっとも伝えたいことです。

 

かく言う僕も20代の10年間は1日およそ20本、多い日で40本程度吸っていました。

ですが、29歳最後の夜に吸って以来、一本たりとも吸っていませんし、二度と吸うこともありません。

 

10年間、色々な種類のタバコを吸いました。

最終的には比較的タールの多いマルボロの赤(アカマル)に落ち着いていました。

完全なる喫煙者です。

 

 

この記事では、具体的なやめる方法について書くつもりはありません。

検索すればそれらの情報は山ほど出てきますし(それでもやめられない人は多いですが)、個人的に医学や専門知識を持ち合わせているわけではないからです。

 

僕自身も吸ってた側の人間なので、やめられない方の気持ちも少しはわかるつもりです。

 

僕は20代の後半あたりから、「30歳になるまでにやめる」と決めていました。

結果的には「禁煙セラピー」という書籍を読み、すんなりやめることが出来たのですが、この「やめる決断が出来た」ことが最大の禁煙成功の要因でした。

 

あくまで個人的な見解ですが、「禁煙セラピー」を読み、素直に実践すれば、確実にたばこをやめることが出来ると思います。

 

 

でも、わかります。

それほど単純な問題ではないですよね。

 

 

だって、吸ってる側からしたら、やめようと思えないんですから。

難しく感じて当然です。

 

この「やめようと思えない」感情が、たばこの巧妙な罠です。

 

 

ちょっと、想像してみてください。

もし、仮に、「次の一本を最後に永遠にたばこをやめることが出来る薬」があるとしたら喫煙者はその薬を飲むでしょうか?

 

おそらく「No」を選択する人が多いはずです。

 

たばこを吸ったことがない人は恐らくこの選択は理解できないでしょう。

 

「病気になるリスクが減らせるのに?」

「お金だってかからなくなるのに」

 

そんなことは、言われなくても喫煙者本人がわかっています。

 

なぜ、お金もかかり、なおかつ病気になるリスクを背負ってまでたばこを吸い続けるのか?

 

それは「恐怖」を感じるからです。

 

何に対する恐怖でしょうか?

 

思い出が消えてしまうんじゃないかという恐怖です。

 

 

僕は、大学時代のバイト先で知り合った先輩の影響でたばこを吸い始めました。

最初は「いつでもやめられる」と思っていましたが、気がつくとどっぷりハマっているというありがちなパターンです。

バイトの休憩時間に警備員のおじさんと談笑しながらたばこを吸います。

手元にはいつも缶コーヒーがありました。

大学も友達とつるんでは授業を抜け出し、一服します。

車の運転中も、居酒屋でも、たまに行くオシャレなBARも……

 

そばにはいつもたばこがあります。

 

映画のワンシーンで観たような光景が目の前にあります。

煙が立ち上り、深く吸い込んでは、物思いにふける。

もしかすると友達と一緒だったのかもしれません。

将来について、あるいは恋愛の悩みについて語っていたのかも……。

時間は?

真夜中かもしれないし、うんざりするほど長く感じた夜が明ける直前かもしれません。

 

そんな日々も、そばにはいつもたばこがあります。

 

思い返してみてください。

過去の記憶、思い出の中に、いつもたばこがあります。

 

誰しも心の中に大切な過去の記憶があるでしょう。

そこに、あたかも人生を彩ってきた立役者かのような顔をして「たばこ」が居座っているのです。

たばこをやめることは、言い換えれると、それらの日々を否定するかのような錯覚をもたらします。

もちろん、これらは幻想なのですが、喫煙者には真実として映ります。

 

人生のあらゆるシーンにさりげなく、ほぼ確実に存在するたばこ。

 

そばにはいつもたばこが……

さりげなくも巧妙に仕組まれた罠です。

 

 

たとえ禁煙に失敗したとしても自分を責めないでください。

「禁煙しなくてはならない」

その言葉はもっともらしく聞こえますが、まだ不十分です。

 

「たばこをやめたい」

その声が聞こえたら、必ず耳を傾けてください。

恐らく、あなたの素直な心の声です。

焦らず、巧妙な罠を永遠に抜け出すために冷静に考えるのです。

二度と戻ってはいけません。

そこはあなたが戻るべき場所ではありません。

永遠に抜け出すのです。

 

 

残念ながら僕は専門家ではありません。

なので、具体的なアドバイスをすることは出来ませんし、医学的な根拠は全くありません。

 

しかし、禁煙を成功した者として、一つ明るいお知らせがあります。

 

僕も散々、恐怖に苛まれていました。

過去の思い出が消えてしまうのではないかという恐怖です。

 

ですが、それらは消えることはありませんでした。

 

バイト先や大学でたばこを吸っては大人になった気分に酔いしれていた日々も、居酒屋やBARでお酒片手に格好をつけてたばこを吸った日々も、真夜中、海沿いに車を止め親友と車内でたばこを吸いながら人生について語り合った日々も……

 

何も消えることはありませんでした。

 

今でも親友と語りますし、居酒屋にも行きます。

もちろん、たばこはありません。

 

人生は生きているだけで十分楽しく、たばこが入る余地はありません。

別に、吸っていた日々を否定しているわけではありません。

否定しようとしまいと、それらの日々は永遠に残り続けます。

 

もし、次も生まれ変わることが決まっている人なら、今回の人生はたばこを吸い続けても良いかもしれません。

 

しかしながら、恐らく人生は一回きりです。

やり直しは出来ません。

 

だからこそ、最後にもう一度、この言葉を言わせていただきます。

 

あえて死に急ぐ必要はありません。

 

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