「最後の2行を削れ!」が招いた大誤算

奥歯の根っこに虫歯があるとの事で、昨日のバイト終わりに歯医者へ行き、ガッツリ治療してもらった。

治療中は麻酔が効いていたのであまりわからなかったものの、いざ麻酔がきれると強烈に痛い。

「ガッツリ治療したので1日2日程度は痛いと思いますが、特に問題ないので」

そう言っていた先生の言葉を思い出し、鎮痛剤を飲んで寝たところちょっぴり寝すぎた。
そんな土曜日のスタートである。

さて。

脚本の提出がいよいよ目前に迫ってきた。

本来であればブログなんぞ書いている暇はないのだが、「毎日更新する!」と言った手前、書かなきゃ気持ち悪いし、このブログだけは何が何でも続けると決めたので、こうして書き始めた。

現在、21時24分である。

今日は脚本に関する話を少しだけ書く。

冒頭の写真は『脚本術』に関する本で、「脚本家になる!」と言う手前、キチンと技術的な部分の勉強も必要だと思って、数年前から読み始めた。

個人的には、脚本を書く上では『感性』も必要だと思うが、同時に『技術』も必要不可欠だと思っている。

「何を偉そうに!」

という声もあるかもしれないが、そんな事は自分が一番感じているので、盛大に無視をさせていただくとして、脚本を書く上での技術的な部分について印象に残っている部分を一つ紹介させていただく事にする。

次のようなシーンを想像して欲しい。

人物が二人、部屋で話をするシーンだ。

部屋をノックする音。
男Aが部屋に入る。
中で待っていた別の男Bが立ち上がり、男Aと挨拶と握手を交わす。
男B、男Aにソファに座るよう促す。
男A、ソファに座る。
男B、お茶を出す。
男A、一口飲みテーブルに置く。
男A「ところで……」と話し始める。

シーンの良し悪しは一旦置いておいて、この一連のシーンがあった場合、脚本ではどのように書くのか?

よければ少し考えてみてほしい。

あらかじめ断っておくが、唯一無二の正解なんぞ存在しないとは思うし、書き手によって解釈そのものも異なる事は承知している。

その上で、脚本術の本にはこう書かれている。

男Aがお茶を置くところから書くと。

これは、僕が脚本術の本から学んだ技術的な側面の一つだ。

確かにハリウッド映画などを想像すると、シーンの一発目から本題に入る事が多いような気がする。
つまり、少々強引な言い方をすれば、余計な説明はすっ飛ばすという事だ。

「なるほど」

と思ったことを覚えている。

これは感性だけでは補えない部分で、勉強すべき技術的な部分だと思っている。

これらは、何もシーンの最初の部分だけにはとどまらない。

脚本術の本の中にはこうも書かれている。

「往々にして初心者が犯す間違いの一つとして、シーンの最後が間延びする」

と。

要するにシーンの終わるタイミングが遅いという事だ。
その解決案として、こう書かれていた

脚本に書いたシーンの最後2行を削れ!

シーンの終わりを自分の感性よりワンテンポ早める事によって、物語を停滞させず前に進める事が出来る。

「なるほど」

締切を直前に控えた僕は、この教えを思い出し、あらゆるシーンの最後2行を削り始めた。

……が!

ここで思わぬ大問題が発生した。

今回提出する脚本は最低90枚と決まっている。

んでもって、僕は無駄を省きに省いて書いたので、そもそも現在90枚。

ここからラスト2行を削り出すと、『シーン数×2行』分が消えるので、90枚を割り込んでしまう。

完全なる大誤算。

もはや、アホである。

このままだとヤベーので、さっさとブログを切り上げて脚本に戻る事にする。

さよなら〜